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2024/05/20
暮らし

電気代を節約する方法!
夏と冬の効果的な方法も

夏や冬など、気温が極端に変わる季節は電気代がかさみやすいものです。そのため、できるだけ電気代を抑えたいと考えている方は多いのではないでしょうか。

そこで当記事では、家電の使い方を意識するだけで、簡単に節約できる方法について解説します。また、夏と冬にとくに気になるエアコンの電気代節約方法を、2シーズンに分けて紹介します。

電気代を節約する方法!<br />
夏と冬の効果的な方法も

■家電の電気代節約方法

家の中には、キッチン家電や白物家電などさまざまな電化製品があり、私たちはたくさん電気を使って生活をしています。ここでは、家電別に電気代を節約する方法を紹介します。

【冷蔵庫・冷凍庫】

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まずは冷蔵庫の節約方法から紹介します。ちょっとした心掛けでできるので、ぜひ実践してみてください。

 

[冷蔵庫]

冷蔵庫の節電ポイントは5つです。

 

ポイント1:開閉回数を意識する>

冷蔵庫は、扉を開けると庫内の冷気が逃げます。そして、庫内を冷やそうとして電力を消費することにより、電気代が上がってしまいます。そのため、扉を開ける回数をできるだけ少なくすることで節電ができます。冷蔵庫を開ける際には、何を取り出すのかを決めてから開けるようにすると、開閉時間のムダがありません。

ポイント2:温度設定を変える>

庫内の温度設定を、季節によって変えてみてもよいでしょう。夏であれば「中」、冬であれば「弱」といった感じです。温度設定を変えるだけでも節電につながります。

ポイント3:熱いものは冷ましてから入れる>

煮立ったお茶や、作ったばかりの料理を熱いうちに冷蔵庫に入れると電力を消費します。熱いものは冷ましてから入れるようにしましょう。

ポイント4:食材を詰め込みすぎない>

冷蔵庫に、食材がパンパンに入っているというお宅はないでしょうか。食材を詰め込み過ぎると冷気の流れが悪くなり、冷蔵庫内が冷えなくなってしまいます。庫内の温度が上がれば電力を消費することになるため、詰め込み過ぎに注意しましょう。

ポイント5:庫内の食材を整理し、探しやすい空間に>

現在、賞味期限切れの食品が、冷蔵庫内にたくさん眠っているお宅はないでしょうか。賞味期限切れの食品が収納されていることで、必要な食品が見つけづらくなり、探し物をすることになってしまいます。探し物をすれば長時間冷蔵庫を開けていることになり、庫内の温度が上がります。いらない食材を整理して庫内をすっきりさせましましょう。

調味料が庫内にたくさんある場合は、使い切れる量を購入したり、使い切ってから次の調味料を開けたりと、工夫してみてください。朝ごはんで使う食材セットやお弁当セットなど、一緒に使う食材をまとめてトレーにグループ収納しておくと、取り出しの際にムダがなくなりおすすめです。

 

[冷凍庫]

冷凍庫の節電ポイントは2つです。

 

ポイント1:冷凍庫は逆に詰め込む>

冷蔵庫は空間を開けておくのが節電ポイントでした。しかし、冷凍庫は逆で、隙間を開けずに詰め込んだ方が節電につながります。

ポイント2:冷凍庫内は「縦収納」が鉄則>

食品を詰め込んだことで、どこに何があるのか分からなくなり、結果、探し物をすることになり、冷凍庫を長時間開けてしまったら本末転倒です。食品を重ねてしまうと、上から見たときにどこにあるのか分からなくなり、取り出しづらくもなってしまいます。

冷凍庫内はモノを立てて収納する、「縦収納」にしましょう。冷凍庫は、開けたときにどこに何があるのか分かる収納にし、扉の開閉が素早く行えるようにしておくのがポイントです。


【照明器具】

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照明器具の節電ポイントは2つです。

 

ポイント1:調光機能がついた照明に変更する>

調光機能のある照明器具とは、明るさを調整することができる照明で、何段階かで明るさの調整が可能です。最近は、天井照明にも調光機能がついた照明があり、リモコンなどで簡単に明るさを変えることが可能です。照明の明るさを調節することで、電気代を節約することができます。調光機能のついた照明を使用している場合は、時間帯などに応じて明るさを変えてみることで節電につながるでしょう。

ポイント2:LEDに変更する>

最近よく耳にするLEDは、Light Emitting Diodeの略です。LEDは、蛍光灯や白熱電球などと比べて消費電力が少ないため、節電が可能になります。寿命も長いことから、頻繁に買い替える必要がないのもメリットといえるでしょう。今後、照明を検討する際は、LEDに変更するという選択もひとつです。


【洗濯機】

洗濯機の節電ポイントは2つです。

 

ポイント1:何回も洗濯を行わない>

家族構成によっても洗濯回数に違いはありますが、洗濯機を少ない量で何度も回している方はいないでしょうか。洗濯は8割の容量にして、まとめ洗いをするのがポイントです。

ポイント:2:部屋干しとの併用も>

マンションなど外で洗濯物が干せない場合は、衣類乾燥機や浴室乾燥機を使用して、洗濯物を乾かしている方もいるかと思います。洗濯物を外で干せる環境でも、普段は衣類乾燥機にお任せというお宅もあるでしょう。湿度の低い日などは、部屋干しと併用や、外で干せるお宅の場合は、外干しにすることでも電気代を節約できます。


【トイレ】

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トイレの節電ポイントは2つです。

 

ポイント1:温水洗浄便座の機能を変更してみる>

温水洗浄便座の機能がついているお宅もあると思いますが、便座を温める機能を1年中オンにしてはいないでしょうか。年中オンにしているのであれば、暖かい夏はオフにしたり、季節によって温度を変更したりするだけでも電気代の節約になります。

ポイント2:フタを閉めること>

便座のフタを開けっぱなしにしていると便座が冷めてしまい、便座を温める際に多くの電力を使うことになってしまいます。トイレが終わったら便座のフタを閉めるよう心掛けましょう。温水洗浄便座機能を使用している場合は、節電機能もぜひ利用しましょう。長期間使用しない場合は、コンセントのプラグを抜くとよいでしょう。


【家電の買い替え】

10年以上同じ電化製品を使い続けているという方は、電化製品を買い替えてみることで、電気代を節約できる可能性があります。近年の電化製品は、省エネ技術が向上されています。買い替えを検討する場合は、省エネ機能のある電化製品を選んでみるとよいでしょう。


【電力会社の見直しも検討してみる】

電力会社はさまざまありますが、今後ライフステージが変わることもあり、現在契約している電力会社の料金プランが適切なのか、ライフスタイルに合った電力会社をリサーチしてみましょう。プランの変更や電力会社を変えることで、これまでよりも電気代を節約できることがあります。


【人のいないところでは電気を消す心掛けを】

誰も使っていないトイレや洗面所、キッチンなどの電気をつけっ放しということはないでしょうか。人のいない場所では、電気やエアコンを消すようにしましょう。これは、家族みんなが心掛けることが大切です。日頃の生活習慣のクセを変えていくことで、電気代を節約することができます。


■季節別エアコンの電気代節約方法

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夏と冬に出番が多いのがエアコンです。この時期には電気代がとくに跳ね上がり、少しでも節電をしたいと考えている方もいるでしょう。ここでは、エアコン代が多くかかる夏と冬の2シーズンの電気代節約方法を紹介していきます。

 

【冬】

冬になると寒くなるため、エアコンをつけるお宅も多いでしょう。下記の方法で、エアコンの電気代を節約してみましょう。

<設定温度を下げる>

エアコンの暖房は、設定した温度に上げる際に多くの電力を使うことになります。そのため、設定温度を下げることで節電につながります。寒いからと暖房の温度を上げる前に、暖かい衣類を着込むなどの工夫をしてみてください。

<熱対策をする>

窓の近くで寒いと感じたことはないでしょうか。室内の熱は窓から出て行き、外の冷気は窓から入ってきます。そこで、カーテンは床まで届くタイプを選び、生地は厚手のものにし、冷気を遮断するとよいでしょう。また、窓には断熱シートを貼ってもよいでしょう。暖かくなった室内の空気を外に逃すのを防ぐことができます。

<温風は下に向ける>

暖かい空気は上昇し、上の方に溜まります。エアコンの暖房は、風向きを下にするとよいでしょう。

 

【夏】

近年、夏は気温が異常に高くなり、エアコンを使わないと過ごせない日が多くなりました。下記の方法で、エアコンの冷房の電気代を節約してみましょう。

<エアコンの設定温度を上げる>

夏はエアコンの温度を下げがちです。温度は28度にして、自動運転モードにするとよいでしょう。

<カーテンやすだれを設置する>

カーテンやすだれを設置することで、直射日光を遮ることができます。暑いからとエアコンの温度を下げるのではなく、冷感素材の衣類を着たり、手首・首・足首を出して身体を冷やすようにしたりと、まずは涼しくなる工夫をしてみましょう。

 

【フィルターの掃除もこまめに】

フィルターにホコリが詰まってしまうと性能が落ちるため、非効率に電力を使うことになってしまいます。フィルターの掃除はこまめに行うようにしましょう。


■まとめ

日頃の生活習慣からくるクセを見直すことで、電気代の節約ができることがお分かりいただけたのではないでしょうか。ただ、これらすべてのことをすぐに実践していくことは、なかなか難しいかも知れません。まずは、自分や家族が負担なくできるところから意識をしてみてください。一つひとつの心掛けの積み重ねが、節電につながるはずです。

今日からでも実践できる節電方法もたくさんありますので、ぜひ暮らしに取り入れてみてください。