まずは、オプションとはどういったものなのか?注文住宅と建売住宅で違いはあるのか?オプションはいつまでに決めないといけないのか?などオプションの基礎知識から解説します。
【新築住宅のオプションとは?】
新築住宅のオプションとは、ライフスタイルに合わせて機能を追加したり、性能を高めたりするために追加する住宅設備などを指します。
オプションは、毎日の暮らしをさらに快適にするためのものです。追加するオプションには多くの種類がありますが、なかには「これもオプションなの?」と思うものも含まれています。予算に合わせてプランを決めていく上でも、オプション選びは重要なポイントとなるため、ライフスタイルに合わせてしっかりと考えていくことが大切です
<注文住宅のオプション>
ハウスメーカーや工務店は、これまでの豊富な実績や経験をもとに、独自の工法や優れた住宅性能の研究、アイデアあふれる空間創造によって、オリジナリティのある家づくりを行っています。そして、多くのハウスメーカーや工務店では、それぞれの家づくりの特徴を生かしたスタンダードとなる仕様があり、最近はこうした独自の標準仕様をベースにプランニングしていくケースが増えています。
それぞれの仕様で採用されている住宅設備は、ハウスメーカーや工務店ごとに異なります。暮らしに合わせて設備を追加したり、グレードの高い設備に変更したりするなど、オプションを付けることが可能です。
<建売住宅のオプション>
建売住宅は、ハウスメーカーや工務店の標準仕様で建てられていることがほとんどですが、その内容は会社ごとに異なります。どのような住宅設備が採用されているかは「標準仕様書」に記載されていますが、それ以外のものは基本的に「オプション」として追加することになります。
エアコンや照明、カーテンレールや物干し金具、テレビアンテナなどが設置されていないことが多いため、オプションとして追加する必要があります。
【オプションはいつまでに決める?】
オプションを決めるタイミングは、注文住宅と建売住宅で異なります。プランニングや入居時期、住宅ローンの申し込みのタイミングに合わせて早めに決めるようにしましょう。
<注文住宅の場合>
注文住宅の場合、プランニング段階でオプションを決めることになります。そのため、引き渡しの7か月~1年前がオプションを決めるタイミングの目安となります。
工事期間はハウスメーカーや工務店ごとに異なるため、プランが確定する1か月前までにはオプションを決めるようにしましょう。
<建売住宅の場合>
建売住宅の場合は、売買契約を済ませてからオプションを決めていくことになります。入居前に発注した工事を終わらせるためには、引っ越しの1~2か月前にはオプションを決めるようにしましょう。また、ハウスメーカーや工務店によっては、オプションの申込期日が設定されていることがあります。いつまでにオプションの申し込みをすればよいか、事前に確認しておくようにしましょう。
【オプションは住宅ローンに組み込める?】
オプション費用は、住宅ローンに組み込めます。注文住宅の場合、プランニングの段階でオプションを決めておけば、建物工事費用と合わせて融資を申し込めます。
建売住宅の場合は、オプションを決めるタイミングによっては、住宅ローンの融資を受けた上で、オプション費用を含めた融資を希望することになるため、再審査を受ける必要も出てきます。