「給湯省エネ2024事業」の正式名は、「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」です。ここでは、新築住宅における「給湯省エネ2024事業」の概要をご紹介します。
【「給湯省エネ2024事業」の事業概要】
家庭では入浴や家事など、毎日の暮らしの中で多くのお湯を使います。この「給湯」のためのエネルギー消費は、家庭におけるエネルギー消費の中でも最も高くなっています。
経済産業省資源エネルギー庁による「世帯当たりのエネルギー消費原単位と用途別エネルギー消費の推移」を見ると、給湯の割合は27.8%で、給湯に多くのエネルギーを使っていることがわかりました。
「給湯省エネ2024事業」とは、より効率の高い省エネタイプの給湯器の普及を促進するために、高効率給湯器の導入を支援するための事業です。この支援により、高効率給湯器を普及させ、「2030年度におけるエネルギー需給の見通し」の達成に寄与することを目的としています。
【参照】
事業概要|給湯省エネ2024事業【公式】 (meti.go.jp)
部門別エネルギー消費の動向 │ 令和3年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2022)│ 資源エネルギー庁
2030年度におけるエネルギー需給の見通し(関連資料)|資源エネルギー庁
【「給湯省エネ2024事業」の補助対象者】
新築住宅における「給湯省エネ2024事業」の補助対象者は、対象機器を導入する住宅の所有者またはその家族です。
【「給湯省エネ2024事業」の対象となる新築住宅とは?】
「給湯省エネ2024事業」で対象となる新築住宅とは、1年以内に建築された住宅で、かつこれまで誰も居住していない家のことです。
また、リースを活用して対象機器を設置する場合は、給湯省エネ事業者とリース契約を締結し、給湯器の法定耐用年数である6年以上のリース期間を設定することが条件となります。