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2024/06/30
暮らし

部屋がジメジメするときの
除湿方法!
湿度を上げない方法は?

雨の日が続く梅雨や高温多湿の夏になると、特に、部屋の中がジメジメして不快に感じる方は多いのではないでしょうか。一番居心地の良い場所であるはずのわが家が、湿気が多くてジメジメしていると気分も体も重く感じてしまうかもしれません。日本に住んでいる限り、湿度が高くなる時期は避けられませんが、快適に過ごせる室内環境をつくることはできます。

不快感があるだけでなく、体や住宅などにも影響を与える「湿気」。今回は、たまっている湿気を部屋から取り除く方法をご紹介します。また、除湿後も快適な環境を保つために、湿度の上昇を防ぐコツについてもご紹介します。

部屋がジメジメするときの<br />
除湿方法!<br />
湿度を上げない方法は?

■室内での快適な湿度とは?

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人が快適に過ごせる湿度は40%~60%ほどといわれています。つまり、この範囲内に部屋の湿度を維持できれば、ジメジメの季節も憂うつになることなく過ごせることになります。

ただ梅雨の時期は、湿度が80%を超えることもあるため、効率よく除湿しないと快適な湿度になるまで時間がかかってしまいます。湿度の高い日本ですが、適切に湿度を管理することで快適空間を手に入れられるでしょう。

【参考】東京都福祉保健局「室内空気環境の管理 湿度管理(p.11)」


■湿度が上がる主な原因は?

湿度とは、空気中に含まれている水分の量のことを指し、温度が高いほど水分の量は増えます。天候や季節、場所、さらには人やその行動によっても大きく影響を受けます。中でも、雨が多く降り続く梅雨や気温の高い夏お風呂場やキッチンなどの水廻り、日当たりが悪く風通しの悪い押入れやクローゼットなどは、湿度が高まりやすい場所です。そして、普段の生活の中でも、人が汗をかいたり、入浴や洗濯、料理をしたりすることも部屋の湿度が上がる原因になります。


■湿度が高すぎると起こること

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部屋の湿度が、快適な湿度といわれる40%~60%を超えてしまうと、生活にさまざまな悪影響が出てきてしまいます。快適に過ごせないだけでなく、健康被害にもつながりかねません。

 

【カビの繁殖】

湿気はカビが発生する主な原因です。湿度が60%を越えるとカビは発生しやすくなるので注意が必要です。水分が残りやすい浴室や洗面所、靴箱、ホコリがたまりやすいエアコン、カーペット、押入れ、家具類、壁、天井などが特に繁殖しやすい場所です。

<カビによる健康被害>

カビの胞子を吸い込むことで、気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎を引き起こす恐れがあります。カビは、湿気とホコリなどの栄養源があればどんどん増殖していきます。

<カビによる住宅・家具・衣類の被害>

日当たりが悪く、風の通りもよくない部屋の壁やタンスなどの家具、タンスに入れっぱなしになっていた衣類にも、知らない間にカビが繁殖していることがあります。カビ除去作業を行っても完全に取れずに残ってしまった場合は、最悪の場合、壁そのものを修理したり、家具や衣類を買い替えたりする必要があります。

<食品への影響>

カビは生活環境のどこでも増殖します。食品にも繁殖し、発がん性をもつカビ毒を生成する場合もあります。カビの生えた部分を取り除いても、目に見えないだけで食品全体がカビに汚染されているという可能性もあるため、食品にカビを見つけたら必ず廃棄しましょう。

 

【ダニの繁殖】

ダニはカビが大好きなので、エサのカビが増えるとダニも増えることになります。ダニは、口や鼻から吸い込むことで気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などを引き起こす恐れがあります。ダニやカビを増やさないためにも、室内の湿度が高くなり過ぎないよう注意しましょう。

 

【嫌な臭いと不快感】

湿気がありジメジメした環境だと、カビや雑菌から発せられる嫌な臭いが部屋を漂うことになります。嫌な臭いの発生を防ぐには、カビや雑菌を取り除き、それらを発生させない環境づくりを心掛ける必要があります。

 

【熱中症の危険性】

高温多湿な環境にいると、体内に熱がこもることで熱中症になるリスクが高まります。

東京消防庁によると、救急要請時の熱中症発生場所では、住宅等居住場所が全体の40%ほども占める最も多い場所とのことです。また、気温がそれほど高くなくても湿度が高いことで、熱中症になり救急搬送される人もいるとのことです。熱中症を予防するためにも適切な湿度管理が重要です。

【参考】東京消防庁「夏本番前から熱中症予防対策を!!」


■効果的な除湿方法

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快適に暮らすためにも家族の健康のためにも、しっかりと除湿して、心身ともにリラックスできる部屋をつくりましょう。

 

【窓を開けて風を通す】

これは基本的な除湿方法です。窓を開けて室内にたまった湿気を排出して、新鮮な空気を取り込みましょう。換気をこまめに行い部屋中に風を送ることが、湿気を取り除き、湿気を防ぐことにつながります。

窓は、できるだけ対角線上に最低2ヵ所以上開けると、空気の流れができて効率的に風を通せます。窓を開けての換気は、季節や天候に関係なく積極的に行ってください。雨の日に窓を開けたら、余計部屋の湿度が高くなると思われるかもしれません。しかし、窓を開けて換気をしないと、部屋の中の湿気を追い出すことができず、どんどん湿気がたまってしまいます。ただ、風や雨が強くて部屋に雨が入ってくるような場合は、窓を開ける必要はありませんが、雨が入ってこない程度であれば窓を開けての換気は有効です。

【除湿機を使う】

除湿機が1台あると、持ち運んで家中の部屋を手軽に除湿できます。最近では、適した湿度になるよう自動運転する除湿機もあり、湿度管理が簡単にできます。また、衣類乾燥機能も加わった除湿機もあり、洗濯物の部屋干しの際にも大変重宝します。

【エアコンの除湿機能を使う】

エアコンの除湿機能でも、簡単に部屋の湿度を下げることができます。部屋に押入れやクローゼットがあれば、扉を開けておきましょう。その中にたまっている湿気も一緒に取り除くことができます。

【除湿剤を使う】

日当たりや風通しが悪く、湿気がこもりやすい場所には、普段から除湿剤を設置しておくとよいでしょう。交換の手間はかかりますが、湿気の取れ具合を目で確認できるため、除湿の手ごたえを感じられます。

【重曹や炭を使う】

掃除や料理などで幅広く使用される重曹は、除湿アイテムとしても効果的です。重曹は、水分を吸収してその水分で固まる特徴があるため、湿度の高い場所に置いておけば湿気を減らしてくれます。

口の大きな空き瓶などに重曹の粉末を入れ、こぼれないようガーゼなどで蓋をして、輪ゴムで止めれば出来上がり。粉が湿気を吸って固まったら交換時です。固まった重曹は掃除や洗濯に使えるので無駄なく活躍してくれます。

炭も除湿アイテムとして優れています。炭には小さな穴がたくさんあり、その穴が湿気を吸収します。湿度の高いときには湿気を取り込みますが、湿度が低くなれば湿気を吐き出すという調湿効果を発揮します。しかも、交換の必要がなく半永久的に使えて経済的です。時々、天日干しをして湿気を放出させればより効果が持続します。

重曹や炭は除湿効果だけでなく、消臭効果も期待できます。ジメジメしていて空気がよどんでいる場所や押入れ、クローゼット、靴箱、キッチンの下、トイレなどに設置するとよいでしょう。

【新聞紙を使う】

身近にある新聞紙も優れた除湿アイテムです。新聞紙は吸湿性があるため、湿気の多い場所やカビ臭さがある場所に置いてみましょう。新聞紙は、一度クシャクシャに丸めてから広げて設置すると、効率的に湿気を吸い取ってくれます。

新聞紙のメリットは、好きな大きさ・量にちぎってまとめて、好きな場所に手軽に設置できることです。交換の手間があり、見栄えは悪いですが、見えづらい隅の方にこっそりと置いてみてはいかがでしょうか。


■湿度を上げないためのポイント

除湿をして快適な室内空間が出来上がったら、湿度が上がらないように工夫をして快適な湿度をキープしましょう。

 

【湿度計をこまめにチェックする】

部屋の湿度を目で確認するために、温湿度計の設置をおすすめします。湿度が高すぎても低すぎても快適に過ごせません。快適に過ごせる40%~60%の湿度の範囲内に、常に収まっているかチェックしましょう。実際に数値を確認できると安心感があります。

【通気性を確保して、風を通す】

窓を開けて換気をする際は、部屋のドアやクローゼット、押入れ、靴箱などの空気がこもりがちな場所の扉も一緒に開けましょう扇風機やサーキュレーターを併用するとさらに効果的です。サーキュレーターなどで空気を循環させて、外からの新鮮な空気に入れ替えましょう。

【風通しのよい場所で洗濯物を干す】

洗濯物を室内で干すと、どうしても部屋の湿度を上げてしまいます。できるだけ窓を開け、サーキュレーターなどで湿気を外に飛ばすようにして短時間で乾かすようにしましょう。除湿機やエアコンの除湿機能を活用する際もサーキュレーターや扇風機を使うことで、効率的に洗濯物を乾かせて湿度の上昇を防げます。

【定期的に掃除をして湿気を取り除く】

ホコリは湿気を吸うため、たまる前に掃除をしましょう。部屋だけでなく、掃除の頻度が低いと思われるクローゼットや押入れなど、扉のある場所のホコリも忘れずに取り除きましょう。

除湿機やエアコンの除湿能力を維持するためには、定期的にお手入れする必要があります。フィルターはホコリがたまりやすいので、2週間に1回、掃除機で吸い取ります。除湿機にたまった水は、早めに捨ててしっかり乾燥させましょう。ホコリを取り除いておくと、効率よく湿気対策ができます。

【家具の配置に注意する】

空気の流れをよくするため、タンスなどの家具を配置する際は、壁から5cm以上離しましょう。隙間をつくることで空気の淀みが減り、湿気がたまりづらくなります。また、窓を開けて換気する際は、空気の出入口になる窓をふさいでしまわないように、家具の配置に気をつけましょう。


■ジメジメする時期でも快適に過ごせる環境づくりを!

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湿度が高くてジメジメした部屋にいると、気分も沈みがちで体もスッキリしないものです。湿気対策など何もしないままでいると、健康を害したり、住まい自体を傷めたりする恐れがあります。

湿気の多い時期は、まずは窓を開けて、湿気も憂うつな気分も一気に追い出しましょう。さらに、さまざまな除湿アイテムを活用して、部屋の環境をカラッとした快適な環境に変えてみてください。