まずは、洋服をきれいに収納するコツを3つご紹介します。
<不要な洋服を処分する>
収納スペースが足りないと悩んでいる方は、手持ちの洋服を見直してみましょう。何年も着ていない洋服が多数あるのではないでしょうか。まずは、不要な洋服の処分から始めてください。処分する段階になると、「いつか着るかもしれない」「高かったから捨てるのはもったいない」などの理由でなかなか処分できないものです。
そこで次のことを基準にすると、どの洋服を処分するか決めやすくなるでしょう。
●目立つシミがある
●襟や袖が汚れている
●毛玉が多い
●劣化している
●サイズが小さくて着られない
●流行遅れ
●好みが変わってしまった
●2年以上着ていない
不要な洋服でも状態が良ければ、リサイクルショップに持って行ったり、フリマアプリやネットオークションに出品したりする方法もあります。「思い出の服なので処分したくない」「高かったので処分するのはもったいない」など、どうしても捨てられない場合は、着る服と分けて収納しましょう。
<たたむ収納と吊るす収納を使い分ける>
収納方法には、「たたむ収納」と「吊るす収納」があります。どちらが適しているかは、生地の製法によって異なります。生地の種類は、「編み物」と「織物」に分けられます。たたむ収納が適しているのは編み物です。
編み物は、一本の糸をループ状に編んだもので、伸縮性がありシワになりにくいことが特徴です。編み物の代表的な衣類にはセーター、トレーナー、Tシャツなどが挙げられます。吊るして収納した場合、重みで生地が伸びているため、たたんで収納しましょう。一方、織物は糸を縦横に織ったもので、伸縮性はなく型崩れしにくいため、吊るす収納に向いています。織物の代表的な衣類はシャツ、ブラウス、ジーンズ、スーツなどです。
<8割収納を目指す>
収納スペースに洋服を詰め込むとシワになってしまい、着たいときに着られません。詰め込みすぎると通気性が悪くなり、湿気によってカビも発生しやすくなります。収納は、着たい洋服をいつでも着られるよう、きれいに保管することが大切です。収納スペースの8割を目安に、余裕のある収納を目指しましょう。