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2024/07/29
暮らし

洋服をきれいに収納するコツ!
収納場所やケ―スの選び方を
解説

洋服は毎シーズン増えていくことが多いため、「収納が足りない」「きれいに収納できない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。収納スペースが足りないと、洋服をぎゅうぎゅうに詰め込むことになり、シワや型崩れの原因になります。

本記事では、洋服をきれいに収納するコツや、場所別に収納する際のポイント、収納ケースの選び方などを解説します。大切な洋服をきれいに収納して、いつでも着たいときに着られるように収納しましょう。

洋服をきれいに収納するコツ!<br />
収納場所やケ―スの選び方を<br />
解説

■洋服をきれいに収納するコツ

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まずは、洋服をきれいに収納するコツを3つご紹介します。

 

<不要な洋服を処分する>

収納スペースが足りないと悩んでいる方は、手持ちの洋服を見直してみましょう。何年も着ていない洋服が多数あるのではないでしょうか。まずは、不要な洋服の処分から始めてください。処分する段階になると、「いつか着るかもしれない」「高かったから捨てるのはもったいない」などの理由でなかなか処分できないものです。

そこで次のことを基準にすると、どの洋服を処分するか決めやすくなるでしょう。

●目立つシミがある

●襟や袖が汚れている

●毛玉が多い

●劣化している

●サイズが小さくて着られない

●流行遅れ

●好みが変わってしまった

●2年以上着ていない

不要な洋服でも状態が良ければ、リサイクルショップに持って行ったり、フリマアプリやネットオークションに出品したりする方法もあります。「思い出の服なので処分したくない」「高かったので処分するのはもったいない」など、どうしても捨てられない場合は、着る服と分けて収納しましょう。

 

<たたむ収納と吊るす収納を使い分ける>

収納方法には、「たたむ収納」と「吊るす収納」があります。どちらが適しているかは、生地の製法によって異なります。生地の種類は、「編み物」と「織物」に分けられます。たたむ収納が適しているのは編み物です。

編み物は、一本の糸をループ状に編んだもので、伸縮性がありシワになりにくいことが特徴です。編み物の代表的な衣類にはセーター、トレーナー、Tシャツなどが挙げられます。吊るして収納した場合、重みで生地が伸びているため、たたんで収納しましょう。一方、織物は糸を縦横に織ったもので、伸縮性はなく型崩れしにくいため、吊るす収納に向いています。織物の代表的な衣類はシャツ、ブラウス、ジーンズ、スーツなどです。

 

<8割収納を目指す>

収納スペースに洋服を詰め込むとシワになってしまい、着たいときに着られません。詰め込みすぎると通気性が悪くなり、湿気によってカビも発生しやすくなります。収納は、着たい洋服をいつでも着られるよう、きれいに保管することが大切です。収納スペースの8割を目安に、余裕のある収納を目指しましょう。


■【場所別】収納のポイント

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洋服をきれいに収納するためのポイントを、収納場所別に紹介します。

 

【チェスト/たんす】

たたむ収納は、省スペースで多くの衣類を収納できる点が特徴です。吊るす収納に比べるとシワになりやすいデメリットもありますが、吊るすと伸びて型崩れしやすいニットやパーカーなどの収納には特に適しています。チェストやたんすに収納する場合のポイントをご紹介します。

●立てて収納する

重ねて収納すると、どこに何が収納されているか一目でわかりません。また、下のものが取り出しにくかったり、取り出したときに崩れてしまったりするデメリットがあります。立てて収納すれば、どこにどの衣類があるか一目でわかり、出し入れもしやすいため、きれいな収納をキープできるでしょう。

●たたみ方をそろえる

引き出しの幅に合わせて、たたみ方をそろえましょう。たたみ方をそろえると、より多くの衣類が収納できて、見た目もきれいです。立てる収納の場合は、引き出しの高さに合わせてたたみましょう。

●仕切り板を活用する

引き出しの中身が少ない場合や、やわらかい素材は立てて収納しても倒れてしまいます。そのような場合、仕切り板を活用するときれいに収納できます。靴下や下着などの小物も仕切り板を使うと整理がしやすいでしょう。

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【ハンガーラック】

クローゼットに洋服が入りきらない場合や、見せる収納を取り入れたい場合は、ハンガーラックの利用がおすすめです。ハンガーラックを使った収納のポイントをご紹介します。

●掛ける枚数を決めておく

ハンガーラックは、ハンガーに掛けて吊るすだけなので、手間がかからず手軽です。しかし、何でも吊るすとゴチャゴチャして見えます。ハンガーラックは見せる収納のため、掛けすぎないように吊るす枚数を決めておきましょう。枚数をオーバーする場合は、クローゼットの中に収納して、ハンガーラックはすっきりさせておきましょう。

●種類や色を分けて吊るす

洋服の種類別や色別に分けて吊るすと、すっきりして見えます。おしゃれに収納したい方は、洋服を分類して収納しましょう。

●毎日使うものを収納する

ハンガーラックはアウターやマフラーなど、毎日使うものや着る頻度が高い洋服の収納に適しています。毎回クローゼットに収納するより、ハンガーラックに吊るしておく方が便利です。一方、着る頻度が低い服は、ハンガーラックに吊るすとホコリをかぶる可能性があるため、クローゼットに収納した方がよいでしょう。

 

【クローゼット】

クローゼットは吊るす収納だけでなく、空いたスペースに衣装ケースを置いてたたむ収納もできます。クローゼットでの収納のポイントをご紹介します。

●使用頻度に合わせて収納場所を決める

クローゼットは上段・中段・下段に分けて収納できます。上段は棚の部分、中段はハンガーパイプに吊るす収納の部分、下段は中段に掛けた服の下のスペースです。

この中でもっとも使いやすい部分は中段のため、使用頻度が高い洋服の収納に向いています。ジャケットやコート、シワがつきやすいシャツなど、吊るす収納に適した洋服を収納するとよいでしょう。次に使いやすい場所は下段です。スペースに合わせて引き出しや衣装ケースを置くと収納しやすいでしょう。また、落下する心配がないため、重いものの収納にも適しています。上段は手が届きにくいため、使用頻度が低い洋服や、オフシーズンの洋服の収納に適しています。落下したときに危険なため、軽いものを収納しましょう。

●洋服の丈に合わせて吊るす

クローゼットを最大限活用するには、できるだけデッドスペースをなくすことが重要なポイントです。吊るす収納は、丈の長い順番または短い順番に掛けていくと、下のスペースを効率よく使えます。

●同じ種類のハンガーを使う

同じ種類のハンガーを使うと統一感が出て美しく見えるだけでなく、高さがそろって下段の収納スペースを確保しやすいというメリットもあります。スリムなハンガーを使うと省スペースで収納できます。


■収納ケースの選び方

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収納ケースにはさまざまなタイプがあるので、使う頻度や場所に合わせて選びましょう。収納ケースの選び方を解説します。

 

<置く場所を決めて採寸する>

収納ケースを置く場所は、クローゼットの下段や上段、押し入れなどが一般的です。置き場所が決まったら高さや奥行き、横幅を採寸して、収納場所に合ったサイズを選びましょう。また、「複数個を重ねて置く」「奥の方に置く」「狭い隙間に置く」「高い場所に置く」など、置き方に適した素材や形状を選ぶことも大切です。

<色や高さをそろえる>

収納ケースを複数個並べて使う場合、同じシリーズで色や高さが同じものをそろえましょう。統一感が出るので、すっきりして見えます。

<着る頻度が高いものは引き出しタイプ>

収納ケースには、引き出しタイプやフタが付いたタイプなどがあります。引き出しタイプは重ねて使っても出し入れしやすいため、着る頻度が高い洋服の収納に適しています。

<着る頻度が低いものはフタ付きの衣装ケース>

プラスチック製の衣装ケースは収納力があります。重ねて収納できる衣装ケースもありますが、下の段はフタが開けにくいというデメリットもあるため、シーズンオフや着る頻度が低い洋服の収納に適しています。衣装ケースは収納力があるため、重量が重くなりがちです。できるだけ低い場所に置くようにしましょう。

<高い場所には布製の収納ケース>

クローゼットの上段の棚や押し入れの天袋など、高い場所に収納する場合は、布製の収納ケースがよいでしょう。布製の収納ケースは軽いため、高い場所でも楽に収納できます。取っ手付きの収納ケースを選べば、高い場所でも出し入れしやすいでしょう。

<奥に収納する場合はキャスター付きが便利>

押し入れやクローゼットなど奥行きがある収納場所では、使用頻度に合わせて手前と奥を使い分けましょう。奥には使用頻度が低い洋服やシーズンオフの洋服、季節家電などを収納し、使用頻度の高いものは手前に収納します。奥に収納したものを取り出しやすいように、収納ケースや引き出しはキャスター付きのものが便利です。


■まとめ

洋服をきれいに収納するためには、まず洋服の量を減らすことが大切です。今後着る予定がない洋服は処分し、クローゼットや引き出しに余裕を持って収納できるようにしましょう。

洋服が増えすぎるとうまく収納できなくなるため、1枚買ったら1枚処分するなど、増えすぎないようにすることも重要です。収納場所に合った収納方法で、きれいな収納を目指しましょう。