エアコンのパーツによっては自分でも掃除が可能です。こまめな掃除が必要なパーツもあるため、掃除方法を確認しておきましょう。
【フィルターの掃除方法】
エアコンのフィルターは空気の通り道なので、汚れやすいパーツです。網目にホコリが詰まったまま使用するとエアコンの効きが悪くなり、余分な電力を使ってしまいます。必要な道具や掃除の手順を確認して、定期的に掃除をしましょう。
<必要な道具>
●掃除機
●タオル
●ハンディモップ、乾いた布
●中性洗剤
●歯ブラシ
●新聞紙
エアコンのフィルターは、家庭にあるものだけできれいに掃除できます。続いてフィルター掃除の手順を解説します。
1. 電源を切り、コンセントを抜く
安全に掃除するため、作業の前にエアコンの電源を切り、コンセントを抜いておきます。
2. 本体のホコリを拭き取る
本体上部や表面のホコリをハンディモップまたは乾いた布で拭き取りましょう。ホコリが落ちてくることがあるため、エアコンの下に新聞紙を敷いておくと掃除の後片付けを楽にすませられます。
3. 前面パネルを開く
ほとんどのエアコンは、両サイドの窪みを持って、左右均等に力を入れて開きます。ある程度上げると引っかかるため、手を放しても落ちてきません。エアコンの機種によっては開け方が異なる場合があるため、詳しくは取扱説明書をご確認ください。
4. フィルターに掃除機をかける
フィルターをそのまま取り外すとホコリが落下するため、フィルターに掃除機をかけてホコリをある程度吸い取りましょう。力を加えすぎると破損の原因になるため注意が必要です。
5. フィルターをエアコン本体から外す
ホコリが舞い散らないように気をつけながら、フィルターをエアコン本体から取り外しましょう。フィルターのほとんどは、持ち上げてから引き抜くと取り外せます。取り外し方がわからない場合は、取扱説明書をご確認ください。
6. フィルターを中性洗剤と歯ブラシで水洗いする
取り外したフィルターにホコリが多く残っている場合、表面から掃除機をかけておきましょう。水洗いは裏面から水をかけるのがポイントです。フィルターのホコリは表面に付着しているため、裏面からシャワーなどで水をかけると洗い流しやすくなります。水洗いで汚れが落ちない場合は、中性洗剤を薄めて歯ブラシなどブラシで優しく洗いましょう。
7. 乾燥させて元通りにセットする
乾いたタオルでフィルターを挟み、水気を拭き取ってから陰干しします。完全に乾燥したら元通りにセットします。水分が残ったまま取り付けると、エアコン内でカビが繁殖する原因になるため注意しましょう。
【吹き出し口の掃除方法】
吹き出し口が汚れていると、汚れた空気を室内にまき散らしてしまいます。エアコンをよく使う時期は、定期的に掃除しましょう。無理せずに、手の届く範囲をきれいにしておきます。
<必要な道具>
●キッチンペーパー
●割りばし
●輪ゴム
吹き出し口は狭くて手が入りにくいため、キッチンペーパーと割りばし、輪ゴムを使ってお掃除棒を作ります。掃除の範囲は見える場所だけにしておきます。内部は無理に掃除せず、エアコンクリーニング業者に依頼しましょう。
吹き出し口の掃除手順をご紹介いたします。
1. 電源を切ってコンセントを抜く
安全のために電源を切り、コンセントを抜いてから掃除を始めます。
2. ルーバーをゆっくり開く
ルーバーを手でゆっくり開きます。力を入れすぎると破損する恐れがあるため、ゆっくり開きましょう。軽く手で回して動かない場合は無理に開かないでください。
3. 吹き出し口の汚れを拭き取る
吹き出し口には風向きを変えるハネが付いています。手では届きにくいため、キッチンペーパーを割りばしに巻き付けて、輪ゴムでとめてお掃除棒を作ります。お掃除棒をお湯か水につけて固く絞り、吹き出し口の汚れを拭き取りましょう。