フローリングの黒ずみの原因は、主に次の5つです。
●皮脂汚れ
●油汚れ
●カビ
●液体の拭き残し
●ワックスの劣化
【皮脂汚れ】
フローリングの黒ずみの原因で最も多いのは、皮脂汚れです。室内を素足で歩くと足の裏の皮脂がフローリングに付着します。特に夏は汗をかきやすいため、フローリングは皮脂汚れでべたつきがちです。皮脂が酸化してホコリなどと混ざり合うと、黒ずみの原因になってしまいます。
【油汚れ】
調理中は油が床にはねることがありますが、この油汚れがフローリングの黒ずみの原因になってしまいます。油汚れは拭き取ってもきれいに拭き取れないことが多いため、酸化してホコリが付着し、黒ずみが発生してしまいます。
【カビ】
窓の近くなどは湿気が多いため、カビが発生しやすい環境です。特に冬は窓に結露が発生しやすいため、対策せずに放置しているとカビが生えやすくなります。また、観葉植物に水やりする際、水がフローリングにはねたり、鉢から水漏れしたりすることもカビの原因の一つです。
近年は、ほとんどの部屋がフローリングという住宅もありますが、布団をフローリングに直接敷くと湿気によってカビが生えてしまうこともあるため、注意が必要です。
【液体の拭き残し】
飲み物を床にこぼしたり、窓から雨が吹き込んだりしたときなど、液体の拭き残しがあるとフローリングに浸透してカビが発生し、黒ずみの原因になります。濡れたまま放置すると腐食の原因にもなり、掃除では落とせなくなります。
【ワックスの劣化】
ワックスを塗って時間が経つと、劣化して徐々に剥がれていきます。ワックスが剥がれたフローリングは汚れが付着しやすいため、蓄積して黒ずみの原因になります。放置していると劣化が進み、黒ずみの範囲も広がるため注意が必要です。また、ワックスを塗り直す前にきれいに掃除していなければ、表面の汚れがワックスとワックスの間に挟み込まれてしまい、簡単には落とせなくなってしまいます。