外構工事に失敗して後悔するケースは少なくありません。成功させるためのポイントを解説します。
◎予算計画をしっかり立てる
新築住宅で外構を失敗するケースは少なくありません。これは、間取りや外観など建物の方を優先しがちなため、外構が後回しになってしまうことが主な理由です。
外構工事の費用は、住宅の建設費用の10%が目安といわれています。しかし、外構工事にかける予算が不足すると理想的な外構が実現できなかったり、家屋と調和しない外構になったりすることがあります。後悔しないためには、最初から外構を含めた予算計画をしっかり立てることが重要です。
◎優先順位を考える
外構工事の費用は、住宅の建設費用の10%が目安ですが、工事する部分や素材のグレードによっては、費用が高くなることがあります。まずは、必要な外構と不要な外構を決めましょう。
コストを抑えるためには、優先順位をつけることも重要です。重要な部分から工事を行い、優先順位が低い部分は予算に応じて段階的に進めるとよいでしょう。外構の中でも特に重要な部分は、隣の家との境界部分や門まわり、駐車場が挙げられます。防犯や安全に関係する部分は優先的にコストを検討してください。
◎DIYで費用を抑える
外構作業の中には自分でできるものもあるため、DIYでできることは自分で行うと工事費用を抑えられます。例えば次のようなことはDIYでできます。
●花壇・植栽
●アプローチの敷石
●芝生の敷設
ただし、無理はしないようにしましょう。難しいところは専門業者に任せるのがおすすめです。
◎住宅とデザインを統一する
住宅と外構のデザインがちぐはぐだと、まとまりがなく見えてしまいます。外構は、住宅のデザインと統一させるとおしゃれに仕上がります。住宅と外構のグレードも合わせておきましょう。また、道路に面している部分は、街並みの景観にもつながります。デザインを決める前に周囲の家を観察し、街並みから浮かない色合いを選びましょう。外構の見栄えが良いと満足感につながります。
◎相見積もりを取る
外構工事を専門業者に依頼する場合、複数社選んでプランと見積もりを出してもらいましょう。プランと料金を比較すると相場もわかるため、納得いく業者を選べます。ただし、外構工事は料金が安ければよいというわけではないため、価格の安さだけで選ぶと失敗することがあります。プランと料金を比較したうえで、信頼できる業者に依頼しましょう。