日々生活していく中で、知らないうちに汚れが壁紙に付着したり、うっかり汚れを付けてしまったりということがよくあるかもしれません。まずは、壁紙のくすんだ色や見栄えを悪くしてしまう汚れの原因について確認しましょう。
<ホコリ>
空気中に漂っている綿ボコリや砂ボコリ、塵、花粉などが静電気によって壁紙に付きます。手が届きにくい高い場所や、手が入りづらい狭い場所の壁紙に付着すると、蓄積して黒ずみとなり落としにくくなってしまいます。ホコリはカビの大好物であるため、ホコリのある場所にカビが増殖しやすくなります。
<手あか・皮脂汚れ>
壁紙を触ると手あかや皮脂が付き、じわじわと壁紙が汚れていきます。特に、頻繁に触るドアノブや電気のスイッチなどの周りは汚れやすい場所です。
<油汚れ>
調理中に飛び散った油や油を含んだ煙(油煙)が、キッチンの壁紙に多く付着します。油汚れはベタベタしているうえ、壁紙を黄色く変色させます。長く放置していると、嫌な汚れが取れなくなることがあるため注意が必要です。
<ペン・クレヨン・化粧品・薬品類>
小さなお子さんがいるご家庭では、ペンやクレヨンなどで壁紙が汚れることもよくあるかもしれません。また、化粧品や薬品(スプレー式など)が壁紙に付いたり、かかったりしてしまうこともあるでしょう。汚れが付着したままだと壁紙が変色する原因となります。
<粘着テープ>
壁にポスターや絵など、粘着テープを使って貼り付けていませんか?テープの粘着剤が壁紙の汚れや変色の原因になります。壁から粘着テープを剥がす際に、壁紙を破損させてしまう恐れもあります。
<カビ>
湿度の高い部屋の壁紙には、カビが発生しやすくなります。結露ができやすい窓際の壁紙や水回りの壁紙は、特にカビ汚れに注意する必要があります。壁紙に付いているカビを放置すると、壁の内部にまでカビが繁殖してしまう恐れがあります。
<タバコのヤニ>
部屋でタバコを吸うと、煙に乗って壁紙にヤニが付着していきます。少しずつヤニ汚れが蓄積していくため、変化に気づきにくいかもしれませんが、頑固な汚れとなり、臭いも染み付きます。壁紙が黄色に変色し、ねばねばになると、汚れ落としが難しくなってしまいます。