犬と暮らす家づくりは、人間も愛犬も快適に過ごすための工夫が必要です。犬と暮らす家を建てる際に重視したいポイントをご紹介します。
<犬の居場所をつくる>
人と犬が快適に暮らすには、適度な距離感も必要です。犬は飼い主とのスキンシップが好きですが、一緒に過ごす場所だけでなく、落ち着いて過ごせる場所をつくることも大切です。愛犬がリラックスできるように、静かに過ごせる場所をつくりましょう。
<犬用グッズの収納スペースをつくる>
室内で犬を飼うと、ペットフードやトイレシート、お尻ふき、おもちゃ、服などのグッズを収納する場所が必要です。必要なものをすぐに取り出せるように、使いやすい場所に犬用グッズの収納スペースをつくっておきましょう。
<防音対策をする>
愛犬が吠えて騒音トラブルにならないように、ご近所への配慮が必要です。適切なしつけを行うとともに、壁や床に防音材を設置したり、窓やドアの遮音性を高めたりして、防音対策をしましょう。
<消臭対策をする>
室内で犬を飼うと、特有のにおいが気になる場合もあります。家族は気にならなくてもゲストが気になる可能性があります。消臭効果が高い壁紙や建材などを用いて消臭対策をしましょう。
<快適な室温を維持する>
犬が快適に過ごすには、部屋の温度管理も重要です。犬にとっての適温は21~25度、湿度は50~60%といわれています。ただし、年齢や犬種によっても適温は異なります。たとえば原産国が寒冷地の犬種や長毛種の犬種は、暑さが苦手です。一方、アンダーコートを持たないシングルコートの犬種は、寒さを苦手としています。また、子犬や老犬は暑さも寒さも苦手です。
室温管理が適切でない場合、体調不良を引き起こす恐れがあります。犬は暑いと舌を出して呼吸が荒くなり、寒いと小刻みに震えたり、体を丸めたりします。愛犬の様子を観察しながら、室温を適切に管理しましょう。また、床付近にいる犬には、エアコンの風が届いていないこともあるため、温度設定に注意するだけでなく、愛犬のいる場所の温度が適温になっているか確認することも大切です。
<足洗い場を設ける>
散歩に行ったりドッグランで遊んだりすると、足やおなか周りが汚れます。室内に入れる前に足を洗えるよう、足洗い場を設けましょう。玄関の近くや中庭の出入り口に設置すると便利です。
