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2025/08/17
お出かけ

夏の旅行は避暑地へ行こう!
国内のおすすめ避暑地をご紹介

まだまだ暑い日が続きますが、これから旅行先を選ぶなら、できるだけ涼しくて快適に過ごせる場所を選びたいですね。そのようなときにぴったりなのが、冷涼な気候の中で豊かな自然を満喫できる避暑地です。

本記事では、避暑地での過ごし方や、シチュエーション別(家族、カップル、友人同士)におすすめの避暑地・リゾート地を厳選して10ヵ所ご紹介します。涼を求めてこれからの夏旅を計画している方は、ぜひ参考にしてください。

夏の旅行は避暑地へ行こう!<br />
国内のおすすめ避暑地をご紹介

■避暑地での楽しみ方

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避暑地とは、夏でも冷涼な気候で過ごしやすい地域を指します。しかし、その魅力は単に涼しいというだけではありません。豊かな自然や文化、グルメ、温泉など、その土地ならではの楽しみ方が多くそろっており、心も体もリフレッシュできるのが避暑地の魅力です。

まずは、避暑地でのおすすめの過ごし方をご紹介します。

 

☆アクティビティを楽しむ

避暑地では、涼しい気候を生かしてハイキングやトレッキングなどのアウトドアアクティビティが定番です。森林浴でリフレッシュしたり、カヌーやSUPなどのウォーターアクティビティに挑戦したりと、自然の中で思い切り体を動かすことで、日頃のストレスも和らいでいきます。

 

☆温泉で癒やされる

山間部の避暑地には、温泉地が点在しています。涼しい気候の中でゆっくり温泉に入ると、体の芯から癒やされるでしょう。湯上がりには、涼しい夕暮れの町を散策するのも風情があります。

 

☆グルメを楽しむ

避暑地ならではの旬の味覚を堪能するのも旅の楽しみです。地元で採れた高原野菜を使った料理を味わえるレストランやカフェを訪れてみましょう。牧場では濃厚なソフトクリームを味わえることもあり、涼しいテラス席で自然を眺めながら楽しむ冷たいスイーツやドリンクは格別です。

 

☆文化・芸術に触れる

避暑地には美術館や工芸体験施設も多いため、アート鑑賞やガラス工芸などのものづくり体験もおすすめです。歴史ある街並みの散策も、旅の思い出になるでしょう。自然の中で体を動かすアクティビティとは一味違う、避暑地の楽しみ方です。


■家族におすすめの避暑地4選

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お子さま連れのご家族には、涼しい気候の中で自然に触れながらのびのびと遊べる避暑地がおすすめです。家族旅行にぴったりの避暑地を4ヵ所厳選してご紹介します。

 

<富良野(北海道)>

北海道の中心部に位置する富良野は、夏の平均気温が20℃前後と涼しく、家族連れにも人気の高い避暑地です。7月に見頃を迎える一面のラベンダー畑は「紫のじゅうたん」とも称され、ファーム富田では約80種の花々とラベンダーソフトクリームが楽しめます。富良野チーズ工房では、チーズやアイスクリーム作りが体験できるほか、ニングルテラスではクラフト体験に挑戦できるなど、子どもが楽しめるスポットも充実しています。

真夏の日中は気温が30℃を超える日もありますが、朝夕は涼しいため散策も快適です。温泉付きの宿も多く、家族旅行にぴったりの避暑地です。

 

<那須高原(栃木県)>

那須高原は、茶臼岳(標高1,915m)の南斜面に広がる高原地帯で、標高は約300m~1,200mの範囲にわたります。標高が高いため、真夏でも涼しい日が多く、首都圏より約6度低いといわれています。東京から車で2時間以内とアクセスも良好な避暑地です。

那須高原は家族で楽しめる施設も多く、「那須ハイランドパーク」や「りんどう湖ファミリー牧場」では、子どもたちが遊べるアトラクションや動物とのふれあいを楽しめます。また、那須ロープウェイでは茶臼岳の絶景を一望でき、四季折々の美しい風景を満喫しながら約4分間の空中散歩を堪能できます。

「乙女の滝」や「駒止の滝」などの美しい渓谷美、塩原温泉郷での温泉巡りなど、心身をリフレッシュできるスポットが豊富です。

 

<清里高原(山梨県)>

山梨県北杜市の清里高原は、標高約1,200mの爽やかな高原リゾートです。山梨県立まきば公園ではヤギや羊とのふれあいができ、子どもたちにも大人気です。えほんミュージアム清里では、国内外の絵本の原画を親子でじっくり鑑賞できます。

サンメドウズ清里にある「清里テラス」(営業は例年5月下旬~11月上旬)では、標高1,900mの山頂から「八ヶ岳ブルー」の空の下、開放的な円形ソファに座って高原の絶景を一望できます。子ども向けの観光スポットが豊富で、家族全員が楽しめる避暑地として最適です。

 

<蒜山高原(岡山県)>

蒜山(ひるぜん)高原は、岡山県真庭市に位置する標高500~600mの高原地帯で、西日本屈指の避暑地として広く知られています。遊園地や観光牧場、ハーブ園など、家族で楽しめる観光スポットが点在しており、サイクリングロードではジャージー牛の放牧を見ながら、牧歌的な風景を堪能できます。

「ひるぜんジャージーランド」では、乳しぼりやバター作り、乗馬など、さまざまな体験ができ、牧場の新鮮なジャージー牛乳を使ったソフトクリームも人気です。また、道の駅「風の家」では地元の特産品やグルメを楽しめます。

大自然の中で家族とバーベキューやアクティビティを満喫できる蒜山高原は、夏の避暑地としてぴったりのスポットです。


■カップルにおすすめの避暑地3選

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カップルで避暑地を訪れるなら、涼しい気候の中で美しい景色を楽しめる場所や、静かな時間をゆっくりと過ごせる場所がおすすめです。特別なひとときを過ごすのにぴったりの避暑地を3ヵ所ご紹介します。

 

<箱根(神奈川県)>

箱根は都心から電車や車で約1時間半とアクセス抜群の高原リゾートです。標高約700mの芦ノ湖では、遊覧船や海賊船クルーズ、湖畔の箱根神社や恩賜箱根公園の散策など、自然と歴史が楽しめます。標高約1,300mの駒ヶ岳ロープウェイで山頂へ上がれば、2025年4月にリニューアルした展望施設「箱根駒ヶ岳 芦ノソラ」から360度の絶景パノラマを満喫できます。

「彫刻の森美術館」や「ポーラ美術館」など、アートに触れられるスポットも豊富です。客室に露天風呂を備えた温泉宿も多く、自然、アート、温泉を一度に楽しめる箱根は、カップル旅行にぴったりの避暑地です。

 

<軽井沢(長野県)>

軽井沢は、長野県東部に位置する標高約1,000mの高原リゾート地です。真夏でも涼しく、避暑地として多くの人々に親しまれています。美しい自然に囲まれ、森林散策や美術館巡り、カフェでのひとときなど、カップルでゆっくり過ごすのにぴったりな場所です。

軽井沢の夏で特に人気なのが、「白糸の滝」です。高さ3m、幅70mの岩肌から地下水が白糸のように流れ落ちる光景は圧巻です。他にも「雲場池」や「軽井沢高原教会」など、自然と歴史的建物を楽しめるスポットも充実しています。

また、軽井沢・プリンスショッピングプラザでのショッピングやサイクリングも楽しめ、テニスコートやゴルフ場などリゾート地ならではのアクティビティも豊富にそろっています。

 

<伊豆高原(静岡県)>

静岡県東部に位置する伊豆高原は、海と山に囲まれた自然豊かなリゾート地です。標高が高いため、夏でも都心より涼しく、爽やかな風が心地よく感じられます。大室山ではリフトで山頂へ上がると、富士山や伊豆諸島を望む360度の絶景が広がります。城ヶ崎海岸の門脇つり橋では、断崖と青い海のコントラストが迫力満点です。カップルで訪れると、思い出に残る風景になるでしょう。

また、美術館やガラス工房も点在し、のんびりとアートに触れる時間も楽しめます。温泉宿も豊富なので、旅先でリラックスしたいカップルにもおすすめの避暑地です。


■友人同士におすすめの避暑地3選

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友人同士での夏の旅行には、自然の中でアクティブに楽しめる避暑地がおすすめです。登山や川遊びなどの体験を通して、思い出深いひとときが過ごせるでしょう。友達と一緒に涼しい夏を満喫できる避暑地を3ヵ所ご紹介します。

 

<奥入瀬渓流(青森県)>

青森県と秋田県にまたがる奥入瀬渓流は、十和田湖の子ノ口から焼山まで約14kmにわたって続く渓流です。夏の避暑地としても人気が高く、せせらぎを聞きながら、豊かな自然の中でハイキングを楽しめます。

渓流沿いは全区間にわたって遊歩道が整備されており、「阿修羅の流れ」や「九段の滝」「銚子大滝」など見どころが多くあります。友人同士でのんびり歩いたり、絶景を写真に収めたりと、さまざまな楽しみ方ができるのも魅力です。マイナスイオンをたっぷり浴びて、心身ともに癒やされるでしょう。

 

<水上(群馬県)>

群馬県最北端に位置する水上(みなかみ)町は、利根川の源流にあたる自然豊かな避暑地です。最大の魅力はアウトドアの充実度で、清流利根川でのラフティングやカヌー、洞窟探検(ケイビング)、バンジージャンプなどスリル満点のアクティビティに挑戦できます。

谷川岳ロープウェイで標高1,300m超の展望台に上がれば、雄大な谷川連峰の景色と高山植物を楽しむこともできます。アクティブ派の友人グループにおすすめの避暑地です。

 

<大山(鳥取県)>

西日本でアクティブに避暑を楽しみたい方には、中国地方を代表する避暑地・大山(だいせん)がおすすめです。標高1,729mの独立峰で「伯耆富士(ほうきふじ)」の愛称でも親しまれている大山は、夏でも涼しく快適に過ごせます。登山道は整備が行き届いており、初心者向けから上級者向けまで多彩なコースが用意されています。登山ビギナーの友人グループでも安心して楽しめるでしょう。

また、「大山まきばみるくの里」で濃厚なソフトクリームを味わったり、「大山乗馬センター」で乗馬体験に挑戦したりといった楽しみ方も魅力です。さらに、裾野に広がるブナの原生林では、川のせせらぎや鳥のさえずりに耳を傾けながらのトレッキングが楽しめます。


■まとめ

避暑地には、自然の中でのアクティビティや温泉、美術館巡り、地元グルメの堪能など、楽しみ方が豊富にあります。厳しい暑さから離れ、涼しい気候の中で心身ともにリフレッシュできる避暑地は、夏の旅行先にぴったりです。ぜひこの夏は、ご紹介した避暑地を訪れて、思い出に残るひとときをお過ごしください。