埼玉県は梨やぶどうの産地として知られ、近年では県オリジナル品種の「彩玉」や「ちちぶ山ルビー」などが注目を集めています。まずは、県を代表する果物をご紹介します。
<梨>
埼玉県は梨の産地として有名で、県東部の久喜市、白岡市、蓮田市や、県北部の神川町、上里町などで多く生産されています。代表的な品種は、「幸水」「豊水」に加え、県のオリジナル品種「彩玉(さいぎょく)」です。
「彩玉」は「新高」と「豊水」を掛け合わせた品種で、埼玉県内でしか栽培されていません。大玉で糖度は13度以上と甘みが強く、シャリ感が楽しめます。
近年は、全国梨選手権において、県内の生産者が令和5年度、令和6年度の2年連続最高金賞を受賞しています。
<ぶどう>
ぶどうは、川越市や秩父市、所沢市、飯能市など県内各地で栽培されています。旬は8月上旬から10月上旬で、巨峰やシャインマスカットのほか、秩父地域限定の品種である「ちちぶ山ルビー」が有名です。鮮紅色の楕円形で甘みが強く、皮ごと食べられるのが特徴です。
<キウイフルーツ>
キウイフルーツは、埼玉県内では上尾市の収穫量がもっとも多く、約5ヘクタールで栽培されています。品種は「ヘイワード」が中心で、甘みと酸味のバランスが良いことが特徴です。
