暮らしづくりラボ ~家づくりから住まいづくり、暮らしづくりに役立つ情報発信サイト~
TOPICS
トピックス
2025/10/06
住まい

おしゃれなインテリアで暮らしを豊かに!おすすめのインテリア例をご紹介

おしゃれな部屋に憧れても、床や壁の色、家具の選び方がわからずに悩んでしまうことはありませんか?インテリアのトレンドは、時代やライフスタイルの変化とともに移り変わります。

本記事では、誰でも取り入れやすいおしゃれな部屋づくりの4つのポイントをご紹介します。また、近年人気のインテリアスタイル、2025年に注目されている最新のインテリアトレンドも併せて解説します。自分の暮らしや好みに合ったスタイルを見つけて、毎日を心地よく過ごせる空間をつくりましょう。

おしゃれなインテリアで暮らしを豊かに!おすすめのインテリア例をご紹介

■おしゃれな部屋づくりの4つのポイント

②-2AdobeStock_1233051673.jpeg

センスの良い部屋には、いくつかの共通点があります。おしゃれな部屋をつくるために欠かせない4つのポイントをご紹介します。

 

① 部屋のスタイルを決める

おしゃれな部屋づくりには、統一感が欠かせません。どのようなスタイルにするのか決めずに家具や小物を買い足していくと、それぞれのアイテムは素敵でも全体としてまとまりに欠け、雑多な印象になってしまいます。

「木のぬくもりが感じられてリラックスできる空間」「ホテルのような洗練された空間」など、まずは、自分がどのような雰囲気の部屋で過ごしたいかをイメージしましょう。インテリア雑誌やSNSで実例をチェックすると、自分が求めている理想の方向性が見えてきます。

最初にスタイルを決めておけば、家具や小物選びの迷いが減り、統一感のあるおしゃれな部屋づくりが実現します。

② 色数を抑える

色は部屋の印象を大きく左右します。多くの色を使いすぎるとゴチャゴチャした雰囲気になるため、3色以内に抑えるのが基本です。配色は、「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」の3つに分けて考えると色のバランスが取れます。

● ベースカラー(空間の70%: 壁、床、天井など、部屋の大部分を占める色です。アイボリーやベージュ、ライトグレーなど、他の色と合わせやすいベーシックな色を選ぶのが基本です。

● アソートカラー(空間の25%: ソファやテーブル、カーテン、ラグなど、主要なインテリアに使う色です。ベースカラーと調和しつつも、部屋の印象を決定づける重要な色です。

● アクセントカラー(空間の5%: 空間にメリハリと個性を与える「差し色」です。クッションや小物などに使うと全体の印象を引き締め、遊び心を加える役割があります。

③ 素材にこだわる

同じデザインの家具でも、素材によって印象は異なります。例えば、木製家具はナチュラルで温かみがあり、スチールはクールで都会的です。さらに、同じ木製でもオーク材は明るく優しい印象、ウォールナット材は重厚で高級感があります。このように、素材の選び方によって空間の雰囲気は大きく変わります。

素材を統一するとまとまりが出ますが、あえて異なる素材を組み合わせる「マテリアルミックス」を取り入れるのもおすすめです。例えば、木材とレザーや金属を合わせるなど、素材のコントラストによってデザイン性を高めます。

④ 家具のサイズを検討する

新しい家具を購入するときは、部屋の広さや生活動線を考慮することが大切です。窓やドア、コンセントの位置も含めて正確に採寸し、間取り図に書き込むとイメージがつかみやすくなるでしょう。家具の「高さ」も部屋の印象を左右します。背の高い家具を並べると圧迫感が出て、部屋が狭く感じられます。

一方、背の低い家具をそろえると、空間は広く開放的に見えますが、収納量が足りないと散らかる原因になることもあります。家具のサイズを検討するときは、圧迫感と収納力のバランスに配慮することが大切です。


■人気のおしゃれなインテリアスタイル

②-3AdobeStock_1585115241.jpeg

インテリアにはさまざまなスタイルがありますが、自分の好みに合ったスタイルを選ぶことで統一感が生まれ、心地よく過ごせる空間に仕上がります。近年、人気を集めている4つのインテリアスタイルをご紹介します。

 

<北欧スタイル>

北欧スタイルは、シンプルで機能的、かつ温かみのある雰囲気が特徴です。白やベージュ、ライトグレーなど明るいナチュラルカラーを基調に、木製家具を組み合わせるのが定番です。さらに、パステルカラーやビビッドカラーをアクセントにすると、北欧らしい雰囲気に仕上がります。ファブリックに「マリメッコ」など北欧ブランドを取り入れると、空間が華やぐでしょう。

 

<和モダンスタイル>

和モダンスタイルとは、日本の伝統的な要素と現代的なデザインを融合させたスタイルです。畳や障子、格子など和の要素を取り入れつつ、洋風の家具やモダンな照明を組み合わせることで、落ち着きと機能性が調和した空間に仕上がります。背の低い家具を取り入れることが多く、部屋を広く見せられるのもポイントです。和のぬくもりを感じながら、現代的な暮らしにもなじむスタイルです。

 

<ジャパンディ>

ジャパンディとは、「Japanese(日本の)」と「Scandinavian(北欧の)」を組み合わせた造語で、北欧のシンプルさと日本の伝統美を融合させた新しいインテリアスタイルです。

天然素材の家具やインテリアに、白やアイボリー、ベージュといった優しいカラーやアースカラーを合わせるのが特徴です。全体的に淡い色合いなので、ブラックの小物をアクセントにすると空間が引き締まります。日本の「侘び寂び(わびさび)」、北欧の「ミニマリズム」が融合し、余白を生かした心地よい空間をつくれるのが魅力です。

 

<インダストリアルスタイル>

インダストリアルスタイルは、工業的で無骨な雰囲気を取り入れたインテリアスタイルです。金属やコンクリート、レンガなどの素材を生かしたヴィンテージ感が特徴で、クールで個性的な空間を演出できます。

ブラックやダークブラウンなどのダークカラーを基調にすることが多く、レザーソファやスチール製の家具を組み合わせることで、重厚感とスタイリッシュさが両立します。おしゃれなカフェのような雰囲気を演出したい人におすすめです。


■【2025年】インテリアのトレンドは?

②-4AdobeStock_1655775119.jpeg

インテリアのトレンドは、時代とともに変化します。今年とくに注目されているトレンドをご紹介します。

 

<サステナブルな素材>

環境への配慮から、自然素材やリサイクル素材を用いたサステナブルなインテリアが注目されています。無垢材は、経年変化を楽しみながら長く使えるのが魅力です。ラタンは自然素材ならではの温かみがあり、家具に取り入れると居心地の良い空間を演出できます。

また、綿や麻といった自然由来の素材を使ったソファやクッションは、環境に優しいだけでなく、風合いや肌触りの良さも魅力です。

<アイアン素材>

アイアン素材は丈夫で加工がしやすいため、家具や照明に多く使われています。近年注目されているアーチデザインのアイテムにも多く用いられ、空間に洗練された印象を与えます。とくにインダストリアルスタイルとの相性が良く、無骨でクールな雰囲気を演出できます。また、木材との相性も良いため、ナチュラルスタイルやモダンスタイルにも調和します。

②-5AdobeStock_988358822.jpeg

<アーチデザイン>

アーチデザインは、直線的な空間にやわらかさを加えられます。開口部だけでなく、テーブルやミラー、照明など家具や小物のデザインとしても人気です。曲線的なフォルムは、空間にやさしさを与え、リラックス感を演出してくれます。アクセントとして取り入れるだけでも空間の印象が優しくなり、居心地の良さがアップするでしょう。

<ヘリテージデザイン>

ヘリテージとは、伝統や継承物、遺産を意味します。昔から現代まで愛され、定番として長く親しまれ続けているヘリテージデザインは、シンプルで飽きのこないことが魅力です。デザイン・機能性ともに優れたアイテムが多く、流行に左右されないスタイルとして支持されています。

<70年代風レトロ>

70年代風のノスタルジックな色調やテクスチャーなど、レトロなテイストを取り入れるのも流行しています。オレンジやマスタード、グリーンといった懐かしい色合いに、コーデュロイやベルベットといった素材、幾何学模様を取り入れるのがポイントです。ヴィンテージやアンティーク家具に組み合わせると、懐かしさと遊び心のある雰囲気を楽しめます。

<落ち着いたカラー>

2025年のトレンドカラーは、落ち着いた色合いです。JAFCA(一般社団法人日本流行色協会)が選定した2025年のトレンドカラーは、「ホライゾングリーン」。青みがかったグリーンで、安らぎをもたらす色合いです。また、パントーン社(PANTONE)が2025年のトレンドカラーに選んだのは、「モカムース」。チョコレートムースを思わせる上品なブラウンで、温かみのある空間を演出します。

アースカラーやくすみカラーも人気で、空間にやわらかさと落ち着きを加えてくれます。これらの色をアクセントとして取り入れると、今年のトレンドに合ったおしゃれな空間に仕上がるでしょう。


■まとめ

おしゃれな部屋づくりには、テイストや色、素材、家具のサイズといった基本のポイントを押さえることが大切です。そのうえで、自分に合ったインテリアスタイルを選び、トレンドをうまく取り入れることで、より洗練された空間に仕上がります。

サステナブル素材やアースカラーなどは、今年注目のトレンドです。小物から気軽に取り入れて、自分らしいインテリアを楽しんでください。