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2025/10/27
お出かけ

埼玉で紅葉を楽しむならココ!おすすめ紅葉スポットをご紹介

埼玉県には渓谷や公園、寺社など、紅葉を楽しめるスポットが多数あります。見頃の時期は例年10月下旬〜12月上旬頃で、ダイナミックな渓谷美と紅葉が織りなす絶景や、ライトアップが幻想的な夜の紅葉、歴史ある寺社で静かに味わう紅葉狩りなど、楽しみ方もさまざまです。

今回は、埼玉県のおすすめ紅葉スポットを10ヵ所厳選してご紹介します。それぞれ見頃時期や特徴も解説するので、秋のお出かけ計画にぜひお役立てください。

埼玉で紅葉を楽しむならココ!おすすめ紅葉スポットをご紹介

■埼玉のおすすめ紅葉スポット10選

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埼玉で紅葉を楽しめるおすすめスポットを10カ所ご紹介します。見どころや見頃時期もチェックしてください。

 

【長瀞渓谷(秩父郡長瀞町)】

長瀞渓谷(ながとろけいこく)は、埼玉を代表する紅葉スポットです。自然美に囲まれた長瀞は、年間300万人が訪れる人気の観光地です。荒川の川沿いではモミジやクヌギ、ナラなどが色づき、舟で川下りを楽しみながら紅葉を鑑賞することもできます。500メートル続く「岩畳」は国指定名勝および天然記念物に指定されており、絶景を楽しめます。

例年11月上旬から下旬が見頃で、「長瀞紅葉まつり2025」は11月1日〜30日に開催予定です。11月14日(金)~24日(月・振替休日)には、月の石もみじ公園のライトアップも実施されます。

●  住所:埼玉県秩父郡長瀞町長瀞

●  例年の見頃:11月上旬~下旬頃

●  参考サイト:https://chocotabi-saitama.jp/spot/34447/

 

【メッツァビレッジ(飯能市)】

北欧のライフスタイルをテーマにした複合施設「メッツァビレッジ」では、紅葉の時期になると宮沢湖の周りのモミジやイチョウ、トチの葉が鮮やかに色づきます。自然豊かな湖畔を散策しながら、美しい紅葉を満喫できます。

なかでも見どころは、宮沢湖を挟んで見られるムーミンバレーパークの情景を含んだ紅葉の景色です。ムーミンバレーパークは湖の対岸にあり、ムーミンの世界を体験できるエリアです。宮沢湖ではアイランドボートやカヤックなどのアクティビティも体験できます。

●  住所:埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ

●  例年の見頃:11月中旬~12月中旬頃

●  参考サイト:https://metsa-hanno.com/metsa/

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【秩父ミューズパーク(小鹿野町・秩父市)】

秩父ミューズパークは、秩父市と小鹿野町にまたがる広大な敷地の公園で、秋は紅葉とイチョウ並木の両方を楽しめます。

せせらぎ広場やパルテノン横、芝生広場などにモミジの並木があり、例年11月上旬〜下旬頃に見頃を迎えます。また、スカイロードの両サイドに3kmにわたって続くおよそ500本のイチョウ並木は圧巻です。

見頃は10月下旬〜11月上旬頃で、黄金のトンネルを散策したり、園内を走るスカイトレインから眺めたりするのもおすすめです。園内には音楽堂や野外ステージ、大庭園などの芸術・文化施設やさまざまなスポーツ施設があり、アクティビティと併せて紅葉を楽しめます。

●  住所:埼玉県秩父郡小鹿野町長留2518

●  例年の見頃:イチョウは10月下旬~11月上旬頃、モミジは11月上旬~下旬頃

●  公式サイト:https://www.muse-park.com/

 

【中津峡(秩父市)】

奥秩父に位置する中津峡は、荒川上流部の中津川流域に約10キロメートルにわたって広がる渓谷で、埼玉県の名勝です。春つつじ、夏は青葉、秋は紅葉と四季折々の景観を楽しめます。

紅葉の時期は、高さ100メートルの断崖絶壁や奇岩が連なる渓谷をカエデ、ナナカマド、モミジなどが赤や黄色に彩ります。なかでも持桶トンネル手前、県道中津川三峰口停車場線沿いにある「女郎もみじ」は樹齢約300年以上といわれ、真っ赤に染まる紅葉がとくに印象的です。

●  住所:埼玉県秩父市中津川

●  例年の見頃:10月下旬~11月上旬

●  参考サイト:https://www.city.chichibu.lg.jp/4439.html

 

【城峯公園(児玉郡神川町)】

城峯公園(じょうみねこうえん)は標高500メートルの高台に位置し、神流湖を一望できます。紅葉の見頃は例年11月上旬〜下旬頃ですが、10月下旬〜12月上旬は冬桜が開花するため、紅葉と冬桜のコラボレーションを楽しめる全国でも珍しいスポットです。

城峯公園の冬桜は晩秋から初冬にかけて開花する別名「十月桜」とも呼ばれる桜で、薄紅色の冬桜と周囲の紅葉した木々が美しい光景を見せてくれます。

冬桜が咲き始める10月下旬〜12月上旬にはライトアップが行われ、昼間とは違った幻想的な雰囲気を楽しめます。毎年10月最終日曜日には「冬桜まつり」も開催。郷土料理や特産品の販売などが行われ、多くの人でにぎわいます。

●  住所:埼玉県児玉郡神川町矢納1277

●  例年の見頃:11月上旬~11月下旬頃

●  参考サイト:https://www.kamikawa-kanko.com/miru/城峯公園/

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【国営武蔵丘陵森林公園(比企郡滑川町・熊谷市)】

比企郡滑川町と熊谷市にまたがる国営武蔵丘陵森林公園は、東京ドーム約65個分の広大な敷地を誇る公園です。サイクリングやアスレチック、BBQなども楽しめます。

園内では各所で紅葉を鑑賞することができますが、なかでも20種500本のカエデが集まる「カエデ園」は、とくに人気の紅葉スポットです。毎年11月上旬〜下旬頃には、「紅葉見ナイト(もみじみないと)」と題したイベントが開催され、ライトアップやイルミネーションで昼間とは違う幻想的な雰囲気を堪能できます。2025年は11月14日(金)〜30日(日)の開催予定です。

●  住所:埼玉県比企郡滑川町山田1920

●  例年の見頃:11月中旬~下旬頃

●  公式サイト:https://www.shinrinkoen.jp/

 

【嵐山渓谷(比企郡嵐山町)】

嵐山渓谷(らんざんけいこく)は、岩畳と槻川の清流や周囲の木々が美しい景観を織りなす埼玉県を代表する景勝地の一つです。昭和3年、林学博士・本多静六氏がこの地を訪れた際、京都の嵐山に似ていることから「武蔵国の嵐山(むさしのくにのあらしやま)」と命名されました。

見どころは槻川を大きな石で渡る「飛び石」周辺や展望台周辺、槻川冠水橋付近などで、燃えるようなモミジや水面に映る色とりどりの紅葉を楽しめます。

毎年紅葉の見頃に合わせて嵐山渓谷紅葉まつりが開催され、キッチンカーの出店やガイドツアー、ワークショップなど、さまざまなイベントが行われます。2025年の「嵐山渓谷紅葉まつり 見ごろウィーク」は11月15日(土)~12月7日(日)の日程です。11月29日(土)~30日(日)の2日間は嵐山渓谷バーベキュー場でイベントが開催されます。

●  住所:埼玉県比企郡嵐山町大字鎌形

●  例年の見頃:11月中旬~12月上旬頃

●  参考サイト:https://www.ranzan-kanko.jp/keikoku

 

【大宮公園(さいたま市)】

さいたま市中心部に位置する大宮公園は、広大な緑地を持つ県営公園です。JR大宮駅からは徒歩約20分、東武アーバンパークラインの大宮公園駅または北大宮駅から徒歩約10分とアクセスも良好で、気軽に紅葉狩りを楽しめるスポットとして人気があります。

園内では日本庭園のヤマモミジや白鳥池付近のメタセコイアなど、さまざまな紅葉を鑑賞できます。舟遊池には貸しボートがあり、小動物園や児童遊園地もあるため、家族連れでも一日楽しめるでしょう。

●  住所:さいたま市大宮区高鼻町4丁目

●  例年の見頃:11月中旬~12月上旬頃

●  公式サイト:https://www.pref.saitama.lg.jp/omiya-park/index.html

 

【平林寺(新座市)】

南北朝時代に創建された平林寺(へいりんじ)は、禅の修行寺院(専門道場)です。境内林は東京ドーム約9個分の広さを誇り、武蔵野の雑木林の面影を残す貴重な文化財として国の天然記念物に指定されています。

紅葉の見頃は前期と後期の2段階に分かれます。前期(11月下旬〜)は境内の伽藍(がらん)周辺です。総門をはじめとする茅葺屋根の伽藍が紅葉によって鮮やかに彩られます。後期(12月上旬〜)は、境内林(雑木林)と睡足軒の森です。約2キロメートルの散策路が鮮やかなイロハモミジと黄金のクヌギやコナラといった色とりどりの紅葉で彩られます。

なお、境内での飲食や三脚、自撮り棒を使用した撮影などは禁止されています。ルールを守って静かに散策しましょう。

●  住所:埼玉県新座市野火止3-1-1

●  例年の見頃:11月下旬~/12月上旬~

●  公式サイト: https://www.heirinji.or.jp/

 

【三峯神社(秩父市)】

秩父市大滝にある三峯山(みつみねさん)は、古くから山岳信仰の対象とされてきた霊峰です。標高約1,100メートルの山頂付近には、関東屈指のパワースポットとして知られる三峯神社(みつみねじんじゃ)が鎮座しています。

神社の周辺には、カエデやナナカマド、ブナ、ツツジなどがあり、秋になると美しく色づきます。標高が高いため、紅葉の見頃は比較的早く、例年10月下旬から11月上旬にかけてです。神社へ続く参道も紅葉に彩られるため、参拝と合わせて紅葉狩りを楽しめます。

●  住所:埼玉県秩父市三峰

●  例年の見頃:10月下旬~11月上旬頃

●  公式サイト:https://www.mitsuminejinja.or.jp/


■紅葉狩りを楽しむためのポイント

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紅葉狩りを最大限に楽しむためには、事前準備が欠かせません。紅葉狩りを満喫するために、服装や持ち物のポイントを解説します。

 

<紅葉狩りの服装>

紅葉狩りで山間部などに出かける際は、服装の選び方が快適さと安全性を左右します。晴れていても朝晩は冷え込むことが多く、天気の急変にも備える必要があります。暑さや寒さに対応できるよう、服装は「重ね着(レイヤリング)」が基本です。

吸汗速乾性のある化学繊維のインナーの上に、保温性の高いフリースや薄手のダウンを重ね、外側には風を通しにくいウィンドブレーカーやマウンテンパーカーなどを羽織るのが理想的です。暑くなれば脱ぎ、寒くなればすぐに着られるため、体温調節がしやすくなります。

また、靴選びも重要なポイントです。山道や渓谷は足元が不安定なことも多いため、ヒールのある靴やサンダルは避け、滑りにくく履き慣れたスニーカーやトレッキングシューズを選びましょう。

 

<紅葉狩りの持ち物>

紅葉狩りをより快適に楽しむには、持ち物の準備も大切です。基本的な持ち物に加え、目的地に合わせて必要なものを追加しましょう。

【基本的な持ち物】

●  リュックサック:両手が空き、散策や撮影がしやすくなります。

●  雨具:折り畳み傘やレインコートで、急な雨に備えましょう。

●  飲み物:こまめに水分補給しましょう。保温ボトルに温かい飲み物を入れておくと体が温まります。

●  軽食:おにぎりやパン、チョコレートなど、すぐにエネルギー補給できるものがあると安心です。

●  現金:山間部ではキャッシュレス対応していない店もあるため、小銭を多めに用意しておきましょう。

●  モバイルバッテリー:スマートフォンで地図を見たり写真を撮ったりするとバッテリーを消耗するため、持っておくと安心です。

●  ウェットティッシュ:手を拭いたり汚れを拭き取ったりできます。

●  ごみ袋:自分が出したごみは必ず持ち帰りましょう。

【あると便利なもの】

●  レジャーシート:ベンチがなくても座って休憩したり、お弁当を広げたりできます。

●  絆創膏:靴擦れや軽いケガに備えて、数枚持っておくと安心です。

●  カメラ:スマートフォンとは一味違った美しい紅葉の写真を撮影できます。


■まとめ

今回は、埼玉県内のおすすめ紅葉スポット10選をご紹介しました。渓谷美が楽しめる長瀞や中津峡、イチョウ並木が美しい秩父ミューズパークなど、埼玉県には魅力的な紅葉名所がそろっています。

ライトアップやイベントが開催される場所も多く、さまざまな楽しみ方が可能です。この記事で紹介した見頃情報や持ち物リストを参考にして、ぜひ秋のお出かけ計画を立ててみてください。