年末年始の過ごし方に迷ったときは、まずは定番の過ごし方から考えてみるのがおすすめです。長く受け継がれている風習には、それだけの意味や理由があります。ここでは、年末年始の定番の過ごし方をご紹介します。
☆大掃除や断捨離
年末に欠かせない行事といえば、1年の汚れをリセットする大掃除です。普段なかなか手をつけられない場所も含めて家中をきれいにすると、気持ちまですっきりします。
大掃除と合わせて断捨離し、不要なものを手放すのもおすすめです。「1年以上使わなかったもの」など、自分なりの基準を決めて不要なものを処分すると、新しい年を気持ちよく迎えられるでしょう。
☆年越しそばを食べる
大みそかの夜に食べる「年越しそば」も、年末の定番行事です。江戸時代から続く風習で、そばが細く長いことから「長寿」の願いが込められているといわれています。また、そばは他の麺類に比べて切れやすいことから、「今年一年の苦労や厄災を断ち切る」という意味もあるとされています。
年越しそばを食べるタイミングに決まりはありませんが、「悪縁や厄災を今年のうちに断ち切る」という意味を込めて、大みそかのうちに食べ終えておきましょう。
☆カウントダウンを楽しむ
新しい年を迎える瞬間をみんなで祝う「カウントダウン」も、年末の楽しいイベントです。カウントダウンイベントに出かけたり、自宅で家族や友人と集まってカウントダウンパーティーを楽しんだりと、さまざまなスタイルで楽しめます。
時計の針が11時59分50秒を指したところから「10・9・8…」と声をそろえてカウントダウンし、「ゼロ」の掛け声とともに新年を迎える高揚感は、何度体験してもワクワクするものです。ドリンクやおつまみを用意して、特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
☆初日の出を見る
元旦ならではの行事といえば、「初日の出」です。日本では、初日の出とともに年神様が現れるとされており、初日の出を見ることは縁起が良いとされています。
有名な絶景スポットへ出かけるのもおすすめですが、近所の見晴らしの良い場所や、自宅のベランダからでも十分楽しめます。元旦は防寒対策をしっかりして、清々しい朝の光を浴びてみてはいかがでしょうか。
☆おせち料理を食べる
お正月の食卓を彩る「おせち料理」も欠かせない定番です。おせち料理に入っている具材には、それぞれ深い意味や願いが込められています。
例えば、「黒豆」には「まめに(元気に)働けるように」、「数の子」には「子孫繁栄」、「田作り」には「五穀豊穣」といった願いが込められています。これらを食べることで、新しい年の幸福を身体の中に取り込むような気持ちになれるでしょう。
最近は伝統的な和風おせちだけでなく、洋風や中華風、一人暮らし向けのミニサイズなど、バラエティも豊富です。


