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2026/01/26
趣味

冬のガーデニングを楽しむ!
おすすめの花や管理方法を解説

冬は、「植物が育たない」「ガーデニングを休む時期」と思われがちですが、実は冬でも楽しめる草花は多くあります。育てられる花の品種は限られますが、寒さに強い植物を選べば、庭やベランダに彩りを添える花の姿を楽しめます。

夏に比べて病害虫が少ないことも冬のガーデニングの魅力です。とはいえ、冬は気温の低下や霜、雪の影響を受けやすく、植物の管理には注意が必要な季節です。水やりの頻度や置き場所など、季節に合った育て方を意識しましょう。

今回は、冬でも育てやすい草花や、冬ならではの管理方法、注意点について解説します。

冬のガーデニングを楽しむ!<br />
おすすめの花や管理方法を解説

■冬に咲く代表的な花

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冬のガーデニングは、寒さに強い品種を選ぶことが大切です。ここでは、初心者でも育てやすく、冬の庭を華やかにしてくれる代表的な植物をピックアップしてご紹介します。

 

<パンジー・ビオラ>

冬のガーデニングの定番といえば、まず思い浮かぶのがパンジーとビオラ。寒さに強く、雪や霜にも耐え、秋から春まで次々と花を咲かせます。黄色・紫・白などカラーバリエーションが豊富なので、寂しくなりがちな冬の庭を華やかに彩ってくれます。

パンジーとビオラは、どちらもスミレ科スミレ属の植物です。やや大輪の花をパンジー、小輪の花をビオラと呼んで区別しています。どちらも育てやすいため、ガーデニング初心者にもおすすめです。

 

<クリスマスローズ>

「冬の貴婦人」とも呼ばれるクリスマスローズは、花の少ない冬の庭を華やかに彩る多年草です。名前に「ローズ」と付いていますが、バラの仲間ではなくキンポウゲ科の植物に分類されます。

この名前は、原種のヘレボルス・ニゲルがクリスマスの時期に咲き、バラに似ていることが名前の由来といわれています。

クリスマスローズの魅力は、うつむき加減に咲く、可憐で奥ゆかしい美しさです。花の色は白、ピンク、紫、黄、緑など多岐にわたり、咲き方も一重咲きや八重咲き、アネモネ咲きなどバリエーション豊富です。一度植えれば毎年花を咲かせてくれますが、夏の高温多湿は苦手なので、暑い時期は半日陰で風通しの良い場所に移動させましょう。

 

<ガーデンシクラメン>

ガーデンシクラメンは一般的なシクラメンより耐寒性が高く、冬の屋外での栽培に適しています。開花時期は10月〜4月で、長期間楽しめるのが特徴です。花の色は赤、ピンク、白、紫など豊富で、草丈は小ぶりのため、寄せ植えにもぴったりです。高温多湿な環境は苦手なため、秋に植え付けて冬の開花を楽しみましょう。

 

<ハボタン>

ハボタンは、キャベツのような形をした植物です。正月の門松に使われるイメージが定着していますが、近年はおしゃれに改良された品種も多く登場しています。

ミニサイズでバラの花のように見える品種や、葉の切れ込みが細かい切れ葉系など、形状もさまざまです。また、くすみピンクや紫、クリーム色など、アンティークカラーの品種も増えています。葉を観賞する植物ですが、その美しさは花に引けを取りません。寒さに強いため、冬のガーデニングにおすすめです。

ハボタンは観賞期間が長く、寒さによって色が深まっていくため、変化を楽しめることも魅力です。本来は多年草ですが、高温多湿が苦手なため、秋に植えて春まで楽しむ一年草として扱われています。


■冬ならではの管理方法

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冬にガーデニングを楽しむなら、低温や霜、雪といった冬特有の環境に合わせた適切な管理が必要です。冬の管理で押さえておきたい基本的なポイントについて解説します。

 

【水やり】

冬の水やりは、春〜秋に比べて控えめにするのが基本です。気温が低く土が乾きにくいため、夏のように頻繁に水やりする必要はありません。土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。

また、冬の水やりは、タイミングも重要です。夕方や夜に水をやると、夜間の冷え込みで土の中の水分が凍り、根を傷める原因になります。水やりは午前中に行い、夜までに余分な水分が蒸発するようにしましょう。

 

【防寒対策】

耐寒性がある植物といっても、霜や雪によるダメージには注意が必要です。地植えの防寒対策には、「マルチング」が効果的です。株元に腐葉土やバークチップなどを敷くことで、土の温度が下がるのを防ぎ、根を寒さから守ります。霜対策には、不織布や園芸シートで覆っておくと、葉の傷みを防げます。

鉢植えの場合は移動できるため、強い寒波がやってくる日は置き場所を工夫しましょう。北風が直接当たる場所を避け、日当たりの良い南側の軒下などに移動させます。

 

【花がら摘み】

咲き終わった花をそのままにしておくと、種を作ろうとしてエネルギーを使い、次の花が咲きにくくなります。そのため、花がら摘みは小まめに行いましょう。花がらは、カビや病気の発生源になることもあるため、花がら摘みは病気予防にもなります。

花がら摘みは、手で抜き取る方法とハサミで切り取る方法があります。花びらだけでなく、種や実が作られる部分から抜き取りましょう。

 

【肥料の与え方】

冬に咲く花(パンジー、ビオラなど)の肥料は、液体肥料がおすすめです。規定量よりやや薄めに希釈し、2週間に1回程度与えましょう。ただし、極寒期は植物の生育が緩やかになるため、基本的に肥料は不要です。肥料を与えすぎると根を傷める原因になるため、注意しましょう。

一方、冬に休眠する果樹や花木には、「寒肥(かんごえ)」を与える時期です。寒肥とは、休眠期に有機質肥料を与えることで、春からの生育を促す効果があります。ただし、冬に咲く一年草には不要ですので、植物の種類に応じて適切な施肥を行いましょう。


■冬のガーデニングの注意点

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冬のガーデニングは、寒さが原因でさまざまなトラブルが発生することがあります。冬によくあるトラブルとその対策方法を知っておきましょう。

 

◎霜柱による根の浮き上がり

冬ならではのトラブルとして、霜柱による根の浮き上がりがあります。気温が下がり、地面の水分が凍って霜柱ができると、土の中の根が持ち上げられて地表に露出してしまうのです。

根は、冷たい空気にさらされるとダメージを受けやすくなります。根が浮き上がっているのを見つけたら、すぐに土を寄せて根を覆い、軽く押さえて固定しましょう。予防策としては、マルチングが効果的です。

 

◎水のやりすぎによる根腐れ

冬は気温が低く土が乾きにくいため、水のやりすぎによる根腐れが起こりやすい季節です。特に鉢植えの場合、受け皿に水がたまったままになっていると、根が常に湿った状態になり腐ってしまいます。水やり後は受け皿の水を必ず捨てるようにしましょう。


■冬の室内栽培の注意点

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ポインセチアやシクラメンなど、耐寒性が弱い花は室内で育てるのが適しています。ただし、室内では暖房による乾燥や日照不足への対策が重要です。冬の室内で植物を育てるための注意点を解説します。

 

◎置き場所の選び方

室内で植物を育てる場合は、置き場所選びが重要です。基本的には日当たりの良い窓際が適していますが、窓の近くは夜間に冷え込みやすいため、注意が必要です。夜だけは窓から少し離れた場所に移動させましょう。

また、暖房の温風が直接植物に当たると水分が奪われてしまいます。エアコンの風が直接当たらない場所に置きましょう。

 

◎暖房による乾燥対策

暖房を使う冬の室内は湿度が低いため、植物の乾燥対策も必要です。空気の乾燥は植物の葉を傷め、ハダニなどの害虫が発生しやすくなります。乾燥対策としては、霧吹きで葉の表裏に水を吹きかける「葉水(はみず)」が効果的です。葉水で乾燥を防ぐとハダニ予防にもなります。

 

◎換気して空気を入れ替える

室内で植物を育てる際は、換気も大切なポイントです。暖房で閉め切った部屋は空気がよどみ、病害虫が発生しやすくなります。1日に1回は換気して、室内の空気を入れ替えましょう。ただし、冷たい風が直接植物に当たらないように注意が必要です。


■まとめ

冬のガーデニングは難しそうなイメージがあるかもしれませんが、管理方法のコツさえ掴めば、初心者でも十分に楽しめます。まずは、パンジーやビオラなど寒さに強い花から始めてみましょう。

適切な水やりや防寒対策など、いくつかのポイントを意識するだけで、冬の庭を色鮮やかに彩れます。ただし、冬ならではの注意点もあります。屋外では霜や冷え込みから守り、屋内では乾燥や日照不足に気を付けましょう。

冬の屋外は、厳しい環境だからこそ、寒さに耐えて咲く花の美しさがより際立ちます。冬も花の美しさを楽しみたい方は、耐寒性の強い花を選んでガーデニングに挑戦してみてはいかがでしょうか。