ブレーカーが落ちてしまったら、まずは落ち着いて玄関や洗面所の壁の上部などに設置されている「分電盤」を確認しましょう。分電盤とは、外から送られてきた電気を家中のコンセントや照明器具などの設備に分配する装置です。
ブレーカーの役割は、異常を検知して電気を遮断し、事故を防ぐことです。ブレーカーが落ちることによって、電気の使い過ぎによる配線の過熱や、漏電による火災・感電といった深刻なトラブルを未然に防ぎます。
分電盤のカバーを開けると、主に3種類のスイッチが並んでいます。どれが落ちているかによってトラブルの原因が異なるため、それぞれの役割を知っておくことが重要です。
<アンペアブレーカー>
分電盤に向かって左側に配置されていることが多いのが、アンペアブレーカーです。契約しているアンペア数を超える電気を使うと、スイッチが「切」に下がり、家全体の電気が一斉に止まります。
近年普及が進んでいる「スマートメーター」が設置されている家庭では、分電盤にアンペアブレーカーのスイッチがない場合があり、その場合はメーターに内蔵された機能で電気が遮断されますが、約10秒で自動復旧します。
<漏電ブレーカー>
漏電ブレーカーは分電盤の中央付近に配置されていることが多く、黄色や赤色の「テストボタン」が付いているのが特徴です。このブレーカーは、電気が本来流れるべき回路から外に漏れ出す「漏電」を検知すると作動します。
漏電は、放置すると火災や感電につながる恐れがあり、漏電ブレーカーは私たちの命を守る重要な安全装置といえます。
<安全ブレーカー(分岐ブレーカー)>
分電盤の右側に、小さなスイッチが複数並んでいるのが安全ブレーカーです。「リビング」「キッチン」など、家の中の各部屋や特定のコンセントへ電気を分けて供給する役割があります。
それぞれの回路には、安全に流せる電気の量が決められています。その回路で電気を使い過ぎると、安全ブレーカーが落ちて電気を遮断。落ちた場合は、家全体ではなく、特定の部屋やコンセントだけが停電します。