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2026/04/25
住まい

家の防犯対策は万全ですか?すぐにできる防犯対策をいくつかご紹介

近年、住宅を狙った空き巣や強盗の手口は巧妙化しています。家の防犯対策は、財産を守るだけでなく、大切な家族の安全を守ることにもつながります。

しかし、防犯対策というと「高額な設備を導入しなければならない」と考える方も多いのではないでしょうか。実際には、日頃の心がけや手軽なアイテムを組み合わせるだけでも、侵入されるリスクを大きく下げられます。

この記事では、空き巣や強盗に狙われやすい家の特徴を解説したうえで、今日からできる防犯対策や、設置しておきたい防犯グッズを紹介します。

家の防犯対策は万全ですか?すぐにできる防犯対策をいくつかご紹介

■空き巣に狙われやすい家の特徴

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防犯対策を効果的に行うためには、まず空き巣や強盗がどのような家を狙いやすいのかを知っておくことが大切です。侵入されやすい家には、いくつか共通する特徴があります。

 

<戸締まりがされていない>

警察庁のデータによれば、戸建て住宅でもマンションなどの共同住宅でも、侵入窃盗の手口で多いのが「無締り」です。無締りとは、玄関や窓に鍵がかかっていない状態を指します。

侵入者は、できるだけ短時間で人に見つからず侵入できる家を探しているため、鍵をかけていない家は、空き巣や強盗にとって格好のターゲットになってしまいます。

また、侵入口は一戸建てでは窓、共同住宅では玄関が多い傾向です。まずは窓とドアの施錠を徹底することが、最も基本的で重要な防犯対策といえるでしょう。

参考:警察庁「住まいる防犯110番

 

<人の目が届きにくい立地>

周囲から死角になりやすい角地や、生け垣が高く敷地内の様子が見えにくい家も注意が必要です。道路から玄関や窓が見えにくい家は、侵入者にとって作業しやすい環境になってしまいます。

一度敷地内に侵入されてしまうと、外から犯行の様子が見えないため、侵入者は安心してピッキングやガラス破りの作業ができます。外からの視線を完全に遮る外構はプライバシー面では安心ですが、防犯面では死角を作りやすい点に注意が必要です。

 

<留守が外からわかりやすい>

空き巣は住人と鉢合わせるリスクを避けるため、事前に下見をして確実に不在である家を標的にします。例えば、次のような状態は留守のサインになりかねません。

●  郵便受けにチラシや新聞がたまっている

●  夜間になっても室内の照明がまったくつかない

●  夜になっても洗濯物が干しっぱなしになっている

●  宅配便の置き配が長時間放置されている

また、旅行中の写真をSNSにリアルタイムで投稿する行為にも注意が必要です。自宅を留守にしていることを、自ら知らせてしまう可能性があります。旅行や外出の投稿は、帰宅後に行うなど慎重に対応しましょう。

 

<足場になるものがある>

家の周りに足場になるものを放置していると、2階の窓やバルコニーから侵入されるリスクが高まります。

例えば、エアコンの室外機、脚立、自転車、物置、カーポートの屋根などが外壁の近くにあると、侵入者の踏み台にされる可能性があります。足場になりそうなものは、できるだけ壁や窓から離して置きましょう。


■今日からできる日常の防犯対策

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家の防犯性は、日常の意識と少しの工夫で高められます。高額な設備を導入する前に、まずは今日からできる基本的な対策を見直してみましょう。

 

◎戸締まりの徹底が最優先

最も基本的な防犯対策は、玄関や窓の鍵を必ず閉める習慣をつけることです。ゴミ出しや近所への買い物など、たとえ短時間の外出であっても油断は禁物です。在宅中であっても、使っていない部屋の窓は閉めておきましょう。

 

◎留守と気づかれないための工夫をする

空き巣に狙われないためには、留守であることを外から悟られにくくする工夫も大切です。タイマー付きの照明を活用すれば、夜間でも人がいるように見せられます。

旅行などで長期間家を空ける場合は、新聞配達を一時停止したり、郵便局に不在届を出して郵便物の配達を保留したりする方法があります。郵便物やチラシがたまっていると、不在を知らせるサインになるため注意しましょう。

また、置き配の荷物が玄関前に長時間放置されていると、帰宅していないことを悟られるおそれがあります。不在がちな家庭では、宅配ボックスの設置も検討するとよいでしょう。

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◎近所付き合いを大切にする

地域の目が行き届いていることも、防犯対策として有効です。日頃から近隣住民と顔見知りの関係を築いておけば、見慣れない人物がうろついていたり、不審な行動があったりした場合に気づきやすくなります。

また、旅行などで長期間家を空ける際に、信頼できる近所の方へ声をかけておけば、郵便物や家の周りの異変にも気づいてもらいやすくなるでしょう。防犯は設備だけでなく、地域とのつながりによっても高められます。


■設置しておきたい防犯グッズ

空き巣は、侵入に時間がかかることを嫌います。警察庁の資料でも、侵入に5分以上かかると多くの侵入者が犯行を諦め、10分以上かかるとさらに諦める割合が高くなるとされています。

そのため、防犯グッズを活用する際は、侵入に時間をかけさせることや、外から見て防犯意識の高い家だとわかることが重要です。家の防犯性を高めるために設置しておきたい防犯グッズを紹介します。

 

[窓用ストッパー]

手軽に始めやすい防犯対策が、窓用ストッパー(補助錠)の設置です。窓のサッシ部分に取り付けることで、万が一クレセント錠を開けられても、外側から窓を開けにくくできます。100円ショップやホームセンターなどで購入できる製品も多く、工具不要で取り付けられます。

 

[外付けタイプの補助錠]

玄関の防犯性を高めるには、「ワンドア・ツーロック」が基本です。1つのドアに2つの鍵を設置することで、解錠にかかる時間を増やし、侵入を諦めさせる効果が期待できます。

外付けタイプの補助錠は、防犯対策を徹底していることがわかるため、「この家は侵入に時間がかかりそうだ」と思わせる抑止力になります。玄関は侵入経路になりやすい場所なので、古い鍵を使っている場合や鍵が1つだけの場合は、補助錠の追加を検討しましょう。

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[防犯カメラ]

防犯カメラは、万が一の際に証拠を残すだけでなく、「見られている」という心理的なプレッシャーを与える防犯グッズです。玄関まわりや駐車場、勝手口などに設置することで、不審者の侵入を抑止する効果が期待できます。

さらに抑止力を高めるなら、「防犯カメラ作動中」のステッカーを併用しましょう。見えやすい位置に貼ることで、カメラ本体よりも先に目に入り、強力なけん制になります。

最近は、Wi-Fi接続でスマートフォンから映像を確認できるタイプや、動体検知で自動録画できるタイプも増えています。

予算を抑えたい場合は、ダミーカメラを併用する方法もありますが、証拠を残す目的では本物の防犯カメラが必要になるため、設置場所や目的に合わせて選びましょう。

 

[人感センサー付きライト]

人感センサー付きライトは、人の動きを検知して自動で点灯する照明です。夜間に忍び込んだ侵入者にとって、突然ライトで照らされることは大きなプレッシャーになります。

設置場所としては、玄関や、庭、駐車場、建物の裏側など、死角になりやすい場所が適しています。ソーラー充電式や電池式のタイプなら、配線工事が不要です。点灯時間や感知範囲を調整できる製品を選ぶと、通行人や小動物による誤作動を減らせます。

 

[防犯フィルム]

窓ガラスに防犯フィルムを貼ることで、ガラス破りによる侵入に大幅な時間をかけさせられます。ガラスが割れても破片が飛び散りにくく、簡単には貫通しないため、窓からの侵入対策として非常に有効です。製品を選ぶ際は、防犯性能の高い建物部品であることを示すCPマーク」付きのものを選ぶと安心です。

また、窓に貼る際は、窓ガラス全面をカバーしましょう。クレセント錠の周りだけでは、保護されていない場所を攻撃されてしまいます。全面をしっかり補強したうえで、防犯ステッカーを外から見える位置に掲示しておきましょう。


■まとめ

家の防犯対策で大切なのは、侵入者に「この家には入りにくそう」と思わせることです。警察庁のデータにもあるとおり、侵入に5分以上かかると約7割が犯行を諦めます。複数の防犯対策を組み合わせ、侵入までの時間を稼ぐことで、犯罪に巻き込まれるリスクを大きく減らせます。

まずは、自宅の玄関や窓、庭などを確認し、侵入されやすい場所がないかチェックすることから始めましょう。

戸締まりの徹底や、留守を悟られないようにするなど、すぐに始められる防犯対策もあります。そのうえで、窓用ストッパーなどの手軽なアイテムや、防犯カメラ、人感センサー付きライトなどの防犯グッズを追加していけば、家全体の防犯性をさらに高められます。日々の生活の中で防犯対策を積み重ね、大切な家族と住まいを守りましょう。