夏のガーデニングは、高温と乾燥に強い花を選びましょう。ここでは、ホームセンターや園芸店で苗が手に入りやすく、初めてでも育てやすい6種類の花を紹介します。
【ポーチュラカ】
ポーチュラカは、多肉質の葉に水分を蓄えるスベリヒユ科の花です。乾燥に強く、真夏の強い日差しにも耐えられるため、夏花壇の定番として親しまれています。草丈は10〜20cmほどで、地面を這うように広がります。
花壇の縁取りやグランドカバー、ハンギングにも使いやすい花です。花色は赤・ピンク・オレンジ・黄・白などと豊富で、開花は5〜10月頃まで続きます。
日光に反応して開花する性質があり、日当たりが悪いと花が開きません。置き場所には、1日を通してよく日の当たる場所を選びましょう。
【ニチニチソウ】
ニチニチソウは、初夏から秋まで次々と花を咲かせるキョウチクトウ科の花です。高温と乾燥に強く、真夏も花を咲かせ続けます。矮性・高性・這い性の3種類があり、育てる場所や用途に合わせて選べます。
矮性は背丈が低くコンパクトにまとまるため、鉢植えやベランダでの栽培におすすめです。高性(立ち性)は上に向かって育つため、花壇に適しています。這い性は地面に這うように伸びるため、グランドカバーなどに向いています。
なお、ニチニチソウの栽培では、過湿に注意が必要です。蒸れに弱いため、水のやりすぎを避け、風通しのよい場所で育てましょう。
【ジニア(百日草)】
ジニアはメキシコを中心とした南北アメリカが原産地です。和名の「百日草(ヒャクニチソウ)」の通り開花時期が長く、初夏から秋まで鮮やかな花を咲かせ続ける丈夫な植物です。
乾燥にも比較的強いため、水切れを起こしやすい夏の鉢植えや花壇でも元気に育ちます。一重咲きや八重咲き、ポンポン咲きなど花の形が豊富で、赤、ピンク、黄色、オレンジといったカラーバリエーションも多彩です。
ただし、葉が密集しすぎると「うどんこ病」が発生しやすくなります。適度に切り戻しで風通しをよくし、土の表面がしっかり乾いてから水やりをすることが長く楽しむポイントです。
※うどんこ病:うどんこカビによって被子植物に生じる植物病害の総称。葉や茎に小麦粉のような白い粉がふりかけられた姿になってしまう病気。
【マリーゴールド】
マリーゴールドは、黄色やオレンジなど鮮やかな色の花を春から秋まで咲かせるキク科の花です。丈夫で手間がかからず、種からでも育てやすいため、ガーデニング入門にも向いています。
根から出る成分が土中のセンチュウ(線虫)を抑える効果があるとされ、家庭菜園で野菜と一緒に植えるコンパニオンプランツとしても定番です。
背が低めで横に広がるフレンチ種、背丈が高く花も大きなアフリカン種、草丈は中程度で、一重咲きとハート形の花びらが特徴なメキシカン種などがあります。
【センニチコウ】
センニチコウ(千日紅)は、丸いポンポンのような姿がかわいらしいヒユ科の植物です。花に見える部分は葉が変化した「苞(ほう)」と呼ばれる部分です。長く色あせないことが名前の由来とされています。
開花は5〜11月頃まで続き、赤・ピンク・紫・白など花色も豊富です。水分が抜けても色が残りやすいため、ドライフラワーにも向いています。摘んだ花を吊るして乾かせば、夏の庭の彩りを室内でも楽しめるでしょう。
