お風呂でよく見られる汚れは、主に「水垢」「石けんカス」「皮脂汚れ」「ピンクぬめり」「黒カビ」の5種類です。まずは、それぞれの特徴と適した掃除方法を確認していきましょう。
<水垢>
鏡や蛇口などに付く、白いうろこ状の汚れが水垢です。水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が、水分の蒸発後に残って固まったものです。水垢はアルカリ性の汚れなので、落ちにくい場合はクエン酸などの酸性洗剤が適しています。
<石けんカス>
石けんカスには、石けんと水道水のミネラル成分が反応してできるアルカリ性の汚れと、石けんと皮脂が反応してできる酸性の汚れがあります。白い粉末状のアルカリ性の石けんカスには、酸性洗剤が適しています。一方、黒っぽくべたつく酸性の石けんカスには、重曹などのアルカリ性の洗剤を使うと落としやすいでしょう。
<皮脂汚れ>
浴槽や床、壁の低い部分などには、皮脂が付着します。皮脂汚れは酸性の性質を持つため、蓄積した汚れにはアルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダを使うと効果的です。ただし、軽い汚れであれば浴室用中性洗剤で落とせます。汚れがたまる前にこまめに洗うと落としやすいでしょう。
<ピンクぬめり>
床や排水口、シャンプーボトルの底などに見られるピンクぬめりは、「ロドトルラ」という酵母菌の一種が繁殖したものです。
温度・湿度・栄養分(皮脂や石けんカスなど)の3つがそろうと繁殖するので、高温多湿になりやすいお風呂では繰り返し発生することがあります。黒カビに比べると落としやすいため、見つけたら浴室用洗剤とスポンジで早めに取り除きましょう。
<黒カビ>
ゴムパッキンやタイルの目地などに発生しやすいのが黒カビです。温度・湿度・栄養分の3つの条件がそろうと繁殖します。深く根を張るため、表面を擦るだけでは落としきれません。塩素系カビ取り剤を密着させて、商品に記載された時間を置いた後、十分な水で洗い流しましょう。
なお、塩素系カビ取り剤と酸性タイプの洗剤が混ざると有毒ガスが発生する危険があるので、複数の洗剤を同時に使用するのは避けましょう。