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2026/10/23
住まい

【最新2026年版】
住宅トレンドをデザインや暮らしやすさなどの視点から紹介

住宅のトレンドは、法制度の改正やライフスタイルの変化とともに、時代によって移り変わっていきます。

この記事では、2026年の住宅トレンドをデザインや暮らしやすさの視点から、詳しく解説します。これから家づくりを始める方は、ぜひ参考にしてください。

【最新2026年版】<br />
住宅トレンドをデザインや暮らしやすさなどの視点から紹介

■2026年の住宅トレンドに影響している要素

2026年の住宅トレンドを理解するには、住宅を取り巻く法制度や経済環境、暮らし方の変化に目を向けることが大切です。

1つ目は、省エネ基準の適合義務化です。2025年4月以降に着工する新築住宅は、原則として省エネ基準が義務付けられました。この制度の変更により、住宅全体の省エネ性能への関心が高まっています。

2つ目は、建築費の高騰です。建築資材や職人の人件費の値上がりにより、同じ予算で建てられる住宅の規模が小さくなる場合があります。住宅ローン金利の動向も踏まえ、広さだけでなく、限られた面積を効率良く活用する設計が重視されています。

3つ目は、ライフスタイルの変化です。共働き世帯の増加や在宅ワークの定着などを背景に、家事の負担を軽減する間取りや自宅で仕事をするための場所を求めるニーズが高まっています。


■【デザイン編】2026年の住宅トレンド

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2026年のデザインは、温かみや心地よさを重視した住宅デザインが注目されています。内装の素材や色使い、空間の設計など、くつろぎやすい住まいを実現するためのデザイントレンドをご紹介します。

 

<アースカラーで温かみのある空間>

2026年の内装で注目されているのが、自然界にある色を取り入れたアースカラーです。近年は白やグレーなどを基調とした配色が主流でしたが、2026年はテラコッタやオリーブグリーン、サンドベージュなど、温かみが感じられる色味へと変化しています。

まずは、ソファやカーテン、壁紙の一部など、変えやすい部分から取り入れると、落ち着きのある空間に仕上がるでしょう。

 

<異素材ミックスで質感を楽しむ>

質感の異なる素材を組み合わせる「異素材ミックス」も2026年のデザインの特徴です。例えば、無垢材の床や凹凸のあるタイル、金属のパーツやレザーなどを組み合わせるスタイルが代表的です。

素材が変わると空間に奥行きが出て、上質感を演出できます。取り入れるときは、まずは床や壁など面積の大きい部分の素材を決めることがポイントです。その上で、小物に別の素材を足すと、失敗が少ないでしょう。


■【暮らしやすさ編】2026年の住宅トレンド

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共働きや在宅ワークが広がり、家で過ごす時間や家事の進め方は大きく変わりました。家事動線や省エネ性能、可変性など暮らしやすさに直結する住宅トレンドを見ていきましょう。

 

<家事の時短につながる回遊動線>

回遊動線とは、部屋と部屋を複数のルートでつなぎ、行き止まりをなくして家の中を回って移動できるようにした動線です。

例えば、キッチン・パントリー・洗面所・廊下をぐるりと回れるようにつなぐと、料理と並行して洗濯などの家事を進めやすくなります。行き止まりがないため、朝の身支度や帰宅時など、家族の動きが重なる時間帯も狭い場所での鉢合わせが減るでしょう。

一方、通路が増えると部屋や収納に使える面積が減ってしまうため、「料理と洗濯を同時に進めたい」など、負担に感じている家事を明確にしてから配置を考えると、無駄な通路を減らせます。

 

<洗濯が1ヵ所で完結するランドリールーム>

洗濯に関する作業を1つの空間にまとめるランドリールームも人気が続いている間取りです。従来は、1階で洗濯して2階のバルコニーへ行って干し、乾いたら取り込んでたたみ、各部屋に運ぶという長い動線でした。

「洗う」「干す」「たたむ」「しまう」を1つの空間でできれば、洗濯物を抱えて家の中を歩き回る必要がありません。また、共働きで室内干しを選択する家庭が増えたことも、ランドリールームがトレンドになっている理由の一つです。隣にファミリークローゼットを配置すれば、乾いた服はそのまま片付けられます。

ただし、湿気がこもりやすいことには注意が必要です。除湿機の置き場所や、窓の位置まで含めて計画しましょう。

 

<バルコニーを設けない住宅>

近年、バルコニーを設けない住宅が増えており、2026年もその傾向が続いています。共働き世帯の増加や花粉・ゲリラ豪雨等への対策を理由に、室内干しや衣類乾燥機を使う家庭もあります。外に洗濯物を干す機会が減り、バルコニーを使う場面も少なくなりました。

バルコニーがなければ、バルコニー部分の防水工事が不要になり、防水層のメンテナンスや排水口の掃除の手間も減らせます。建築費用を抑えやすくなるほか、2階への侵入経路が減るため防犯面でもメリットがあります。

ただし、バルコニーをなくすと布団を干す場所や、2階のエアコン室外機をどこに設置するかを考える必要があります。

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<平屋やコンパクトな間取り>

建築費の上昇が続くなか、家族の人数や暮らし方に合わせて床面積を抑えたコンパクトな住まいが選ばれています。平屋は階段の上り下りがないため、家事動線が短くまとめやすいだけでなく、将来、年齢を重ねた際にもバリアフリーに対応しやすいというメリットがあります。

ただし、同じ延べ面積の住宅を建てる場合、平屋は2階建てに比べて広い土地が必要です。

土地に余裕がない場合は、水回りや主寝室などを1階に集め、2階を子ども部屋や趣味の部屋にする間取りも注目されています。敷地面積を抑えながら、平屋に近い暮らしやすさを得られます。

 

<断熱性能はZEH水準以上を視野に>

2025年4月1日以降に着工する新築住宅では、断熱等級4相当の断熱性能などを求める省エネ基準への適合が義務化されました。国は2030年までに、新築住宅の省エネ基準をZEH水準(断熱等級5)まで引き上げる方針を示しています。

住宅メーカーによっては、義務化の水準を上回る断熱性能を標準仕様として採用しているところもあります。2026年の家づくりでは、現在の省エネ基準を満たすだけでなく、ZEH(断熱等級5)以上の性能も検討してみましょう。

また、断熱等級6以上などの要件を満たす「GX志向型住宅」も選択肢に挙げられます。GX志向型住宅は、断熱性能を高めると室内の温度を保ちやすくなり、冷暖房にかかる光熱費の削減が可能です。また、冬場のリビングと脱衣所などの温度差を抑えやすくなり、ヒートショックなどのリスク軽減も期待できます。

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<新築時から備えるスマートホーム>

スマートホームとは、照明やエアコン、玄関の鍵などの機器をネットワークにつなぎ、連携して操作・管理できる住まいのことです。スマートフォンを使って複数の機器を操作できるほか、対応機器であれば、外出先からエアコンを動かしたり、照明を消したりすることもできます。

なかでも、エネルギー管理の中心となるのが、HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)です。電気の使用量や太陽光発電の発電量などを見える化し、エアコンや給湯器などを自動制御して、エネルギーを効率的に利用できます。

2026年の住宅トレンドとして注目したいのが、機器の導入だけでなく、新築時から通信環境や配線まで計画する家づくりです。機器は後から追加できますが、配線やコンセントの位置を変更するには工事が必要になる場合があります。

特にWi-Fiルーターの設置場所も、家全体で安定して通信できるよう、間取りや壁などの影響を考慮して設計段階から検討しておきましょう。

配線さえ整えておけば、機器は最初からすべて揃える必要はありません。「帰宅前に部屋を暖めたい」「鍵の閉め忘れを防ぎたい」など、毎日の困りごとに合う機能から選ぶと、初期費用を抑えられます。

 

<可変性のある間取り>

子どもの誕生や独立、働き方の変化など、家族の暮らしは年月とともに変わっていきます。その度に大がかりなリフォームをするのは、建築費が上がっているなか、費用面でも負担になります。

そこで、家族構成やライフスタイルの変化に合わせて間取りを大きく変えずに、部屋の使い道を変えられる「可変性」のある設計が注目されています。

例えば、在宅ワークが必要になったときに、部屋の一角を仕切って仕事場にできるのも、可変性のある間取りの利点です。

代表的な例が、子ども部屋を後から仕切れるようにしておく方法です。子どもが小さいうちは広い1部屋として使い、成長したら2部屋に分けてそれぞれの個室にできます。

子どもが独立した後は、仕切りを外せば夫婦が使う趣味の部屋や書斎に変えることも可能です。仕切る際は、引き戸やロールスクリーン、可動式の収納家具を使う方法が手軽です。

将来、部屋を2つに分ける予定がある場合は、それぞれの部屋に照明やコンセント、ドア、窓などを用意しておきましょう。エアコン用の配管穴と専用コンセントも各部屋に設けておくと、分けた後すぐに使えます。

なお、柱や耐力壁など構造上必要な部分は、後から取り外せません。後から撤去したい壁は、設計の段階で住宅会社に伝えておくと安心です。


■まとめ

2026年の住宅トレンドは、見た目がおしゃれであるかだけでなく、暮らしやすさと深く結びついています。ただし、流行しているものが必ずしも自分たちに合うとは限りません。家族の暮らし方や予算、将来の変化を考えながら、本当に必要なものに優先順位をつけて取り入れましょう。