ウォークインクローゼットを設置する場合、大切なことは使用する目的をできるだけ具体的にイメージすることです。人が入れるスペースを必要とする分、間取りなどに影響が出るため、もし床面積がそれほど広くない場合はウォークインクローゼットよりも、クローゼットを各部屋に設置する方が収納効率がいい場合もあります。どちらを選択するかは、収納量だけでなく間取りや部屋の広さに合わせて検討することになります。
ウォークインクローゼットは、狭く細長いスペースの場合は一列型が向いています。逆にスペースに余裕がある場合は、通路を挟んで左右に収納スペースがある二列型や、奥の部分にハンガーパイプをかけたコの字型といった形もあります。出入り口が2ヶ所あって通り抜けできるタイプは、ウォークスルークローゼットと呼ばれ、これは比較的広いスペースの場合に限られます。ウォークインクローゼットの広さは、一般的には1畳半から2畳程度が最適と言われています。