グリーン住宅ポイントは10月まで〜環境によい家づくりでポイントをもらおう
特集「住宅取得支援制度2021」
第5回「グリーン住宅ポイント」

「グリーン住宅ポイント制度」とは、一定の省エネ性能を有する住宅の建築やリフォーム等をすることで、様々な商品や追加工事と交換できるポイントが付与される制度です。「グリーン住宅」という名前から、環境によい家づくりを促すことを目的とし、一定の省エネ性能が必須条件になっています。

対象となる住宅は次のとおりです。なお、1ポイント＝1円相当となります。

（1） 新築住宅の建築もしくは購入

（2） 既存住宅の購入

（3） リフォーム工事

（4） 賃貸住宅の新築

（1）（2）（4）は「一戸あたり」でポイントがつき、（3）のリフォーム工事は工事の内容に応じて計算します。

❷既存住宅の購入

対象になる人と住宅

・自ら住むために既存住宅を購入した方

・令和2年12月15日から令和3年10月31日に不動産売買契約を締結し、令和3年10月31日までに引渡された住宅

・売買代金が100万円（税込）以上の住宅

・一定の要件に該当する住宅

もらえるポイント

ポイントは、該当する要件に応じて発行されます。

❸持家や賃貸住宅のリフォーム

対象になる人と住宅

・制度対象のリフォーム工事を発注した方（全住戸の所有者や管理組合の方も申請できます）

・令和2年12月15日から令和3年10月31日に工事請負契約を締結した住宅

もらえるポイント

30万ポイント／戸。一定の要件を満たす場合、上限60万ポイント／戸。

❹賃貸用の共同住宅等の新築

対象になる人と住宅

・賃貸住宅専用の共同住宅等を建築した方

・すべての住戸がトップランナー基準で床面積40㎡以上の住宅

・令和2年12月15日から令和3年10月31日までに工事請負契約を締結した住宅

もらえるポイント

1戸あたり10万ポイント×総戸数のポイントが発行されます。

省エネ性能を高める工事を行う必要があります。具体的には次のような工事となります。

（i）エコ住宅設備の設置

（ii）開口部の断熱改修

（iii）外壁、屋根･天井 または 床の断熱改修

（iv）耐震改修

（v）バリアフリー改修

（vi）リフォーム瑕疵保険等への加入

この（i）～（iii）の3つのうち少なくとも1つは実施しなければなりません。また、（iv）～（vi）と合わせ、最低でも合計で5万ポイントに相当する工事（既存住宅購入加算を除く）を行うことが条件となります。

ポイントは家電や食料品などの様々な商品に交換できるのはもちろん、設置や防音工事、ウイルス拡散防止などに対応した追加工事にあてることもできます。商品と交換する場合、住宅の売買契約や工事請負契約の締結後、2021年10月31日までにポイントの発行申請を行います。申請は受付窓口か郵送、もしくはオンラインで提出します。

ポイントと商品の交換は、複数回に分けて交換できますが、令和4年1月15日までに申込をする必要があります。追加工事を行う場合、ポイント発行申請と同時に、追加工事へのポイント交換申請を行います。なお、申請は2022年1月15日までに完了報告をしなければなりません。

省エネ住宅は多くのハウスメーカーが商品化しており、住宅展示場のモデルハウスはほとんどがグリーン住宅ポイントの対象といえます。今年10月末までに契約を済ませれば申請できますので、いまからでも十分に間に合います。モデルハウス見学の際に、担当者に尋ねてみると良いでしょう。いまからでもまだ間に合う住宅取得に向けて、グリーン住宅ポイントをご活用ください。