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2021/08/15
住まい

テレワーク時代の機能的な住空間とは?再評価されるDEN空間

コロナで仕事もすっかり在宅中心になってきたいま、求められる住宅空間とはどのようなものでしょうか?一昔前、「DEN」と呼ばれる小さなスペースが住宅業界をにぎわした時期がありましたが、いまそのDENが改めて注目されています。再評価されるDENにはどのような魅力があるのでしょう?今回は、小さなスペースでも機能的な空間として注目されているDENについてご紹介します。

 

テレワーク時代の機能的な住空間とは?再評価されるDEN空間

DENとは?

10数年程前、不動産のチラシで頻繁に見かけた「DEN」の文字。最近再び「DEN」の表記を見かけるようになってきました。

DENって何?

辞典を開けば「洞穴」などと表現されています。当時は物置のイメージが色濃くあり、使い道のない中途半端なスペースの呼称として、日用品ストックといった使われ方が大半でした。このDEN、世界がコロナに飲みこまれてしまった昨年来、改めて戸建て住宅やマンションの間取りにも採用されるようになってきました。しかしながら以前のものとはその認識が違うといいます。ではどのような活用方法が見込まれているのでしょうか。

テレワーク時代のDENに求められる機能とは?

そもそもテレワークは、柔軟な働き方のことを指すといわれています。自宅と事務所以外に、シェアオフィス、カフェなどサードワークプレースでも仕事は可能です。現在この働き方は増加しており、コロナ収束後もその方向性は変わらずと考えている方も多いのではないでしょうか。しかしながら、他利用者とオープンスペースを使うために情報漏洩リスクも存在します。やはり自宅で作業が出来ればそれに越したことはなく、一番安心できるスタイルになるはずです。ただ自由度が増す分、その危機管理対策も見直さざるを得ず、クローズド空間での安全な通信・通話環境がいまのビジネスシーンには求められているのです。

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サービスルームとはどう違う?いま求められる1畳のDENスペースが生み出すものとは

以前からのサービスルームやDENは、オープンスペース仕様の3~4畳程度のものでした。用途は、食料飲料類などのストック場所以外に、洋服や書類などの一時保管場所として認識されていた感が否めません。放っておくと、不要品はここにも収納できないほどに積み重ねられ膨れ上がるものです。仮に、ここにクローズドな環境の仕事&学習スペースと位置づけた個室の「1畳のDEN」があれば、ON/OFFを分けていつでも電話や書類作成など作業ができます。自宅が安心安全なオフィスに早変わりするのです。通勤時間も節約され、個人の使える貴重な時間を生み出すことにもなります。この時代、区切られたわずかな空間が有意義なスペースになることは間違いありません。

ビジネスだけではない、多様化する住まい方に応える貴重な個人空間

ではその他はどういった使い方が出来るのでしょうか。

いままでDENとサービスルーム、納戸に明確な違いはなく、欧米では、家事スペースとして使用されることが多かったと聞きます。日本の和風建築に設けられた納戸などは倉庫のような活用が多くみられました。現在のDENと言えば、多目的なフリースペースとして住む人のライフスタイルに合わせて自由に使うことができ、広さも1~4.5畳程度までとそのバリエーションも豊富です。広くとればその分活用用途も広がり、変化を持たせられます。十数年前までDENには充電用のコンセントやエアコン用コンセント、テレビ配線などの設備が用意されていないことが少なくありませんでした。現在のDENはテレワークや趣味室として使われることが多く、ハウスメーカーではそのあたりの配慮もなされてきていると聞きます。建築基準法的には「居室」として認められていないスペースですが、どのように使うかは住む人の自由。用途は書斎や家事室、読書ルーム、e-sportsといったゲーム室、AV鑑賞ルーム、トレーニングルーム、書架などアイデアも尽きることがないほどです。DENの活用方法には多くのポテンシャルがあるのです。

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まとめ

たった一畳であっても、そのスペースの活用方法はいろいろと考えられます。部屋の確保も階下などのデッドスペースにDENがあれば、今後の生活スタイルを大きく変化させ、有意義な日常をもたらすのではないでしょうか。時代によって働き方が変わると、住まい選びも変わってきます。そういった中でプランニングの強い味方になるのが住宅展示場です。多くのハウスメーカーが、将来を見据え知恵を絞った素晴らしいプランを用意しています。ご自身の理想のワークライフバランスを叶えるにはどんな住まいがいいのか…。お悩みの方は是非一度住宅展示場でご相談してみてはいかがでしょうか。