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2021/09/05
その他

【FPの2分で読めるショートコラム】
第2回「個人信用情報」~マイホームを断られてしまう世帯とは

「FP(ファイナンシャルプランナー)の2分で読めるショートコラム」では、ファイナンシャルプランナーが実際に相談を受けた事例や専門的な立場からのアドバイスを交えながら、家づくりや住まいづくり、暮らしに役立つ情報をお届けしていきます。

第2回は「個人信用情報」についてお話しします。最近多いのは「携帯電話料金を滞納してしまった」です。「最近、料金振込催促の電話がこない」と思ったら、注意が必要です。

【FPの2分で読めるショートコラム】<br />
第2回「個人信用情報」~マイホームを断られてしまう世帯とは

➀住宅ローンの審査

土地も建物も決まり、さていよいよ住宅ローンを組もうとしたら、「審査が通らなかった」というケースは少なくありません。「いままでこんなに時間をかけたのに」としばらくは落ち込んでしまうそうです。

住宅ローンは大金ですからそれなりに審査の手続きは厳格です。ここで審査に通らない場合のごく一部の例を列挙してみます。

・携帯電話料金を滞納、もしくは支払い忘れていた。

(すぐに支払えば良い、という簡単な決着にはならないケースがほとんどです)

・健康を害しており、団体信用生命保険に加入できない。

(嘘を書いてしまったら、せっかくの保険料は返金されず、保険金も支払われないことになりますので絶対おやめください。)

・マイカーやカードローンなど、クレジットの残高が多い

(年収にもよりますが、一定の割合以上の返済があるとローンは否決、あるいは減額されます。)

 

多くの理由は上記のことが原因しています。解決策があるもの、ないものに分かれますが、次にお金の問題を確認する方法をご紹介します。

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②個人信用情報

「ブラックリスト」と言う言葉を聞いたことがあると思いますが、実際にはリストは存在せず、「金融機関が個人のお客様の情報を急有するシステム」があります。これは「〇〇に住む、△△さんが、◇◇ローンの返済をしてない」などの情報が共有されることです。「そんな勝手に!」と思われるかもしれませんが、クレジットカードの申込書の裏面には「情報を共有しますよ」と書かれているので、情報が共有されることは承認していることになります。

・自分についてはどんなことが書かれているのか?

・ローンは借りられるのか?

 

ご心配な方は、CIC(Credit Information Center)というクレジット事業を営む企業を会員とする信用情報機関があるので、まずはコチラに自分の情報を申請してみるのが良いかと思います。

窓口に行かなくても自分名義のクレジットカードがあれば、1000円ほどの費用ですぐに申請~取得が可能です。

https://www.cic.co.jp/mydata/online/index.html

※2021年8月16日現在、新型コロナの影響で窓口は閉鎖されているようです。

③まとめ

ハウスメーカー、不動産の営業マンは誰でも知っていますが、「お客さんは住宅ローンは借りられますか?大丈夫ですか?」とは面と向かって聞けません。なので、不安を抱える前に「クレジットカードの残債が多い」や「携帯電話料金の滞納」は、上記の個人信用情報を取得してみましょう。そこに「変なマークが書かれていなければ」問題はないかと思います。

※健康を害してしまって団体信用生命保険(第一回コラム)に加入できない場合は、次回詳しくご紹介します。

 

多くのハウスメーカーに相談すれば、ライフプランを作成するファイナンシャルプランナーをご紹介いただけると思いますが、ハウスメーカーが決まっていない方は住宅展示場の受付までお申し出ください。住宅展示場では各種相談会を開催していますが、開催日程についてはイベント情報をご確認下さい。

 

株式会社CONSENSUS 

ファイナンシャルプランナー

瀧田斉士

https://consensus.jp/