現代の日本では、市町村がいつまでも美しい姿のままであり続けるというのは難しいことのようです。いつしか田畑や森林には住宅や商業施設、マンションなどが建ち、自然との美しい調和は崩れてしまうからです。こうした景観を損ねる街づくりが頻発したことから、国は美しい国づくりを目指して景観法という法律をつくり(2004年6月公布)、市町村でも景観を守る景観条例を制定するようになりました。
条例では建物の高さや形状、デザインはもとより、たばこや空き缶のポイ捨て、犬のフンの放置、喫煙などと、細かく規制する地域もあります。その効果もあり美しい街並みが生まれ、新たな集客へとつながり地域が活気を取り戻したケースも増えています。