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2021/10/03
暮らし

もうすぐ冬。自宅でゆったり、秋の身体の養生法!

夏を越えて、すっかり体力が落ちてしまった…という声をたくさん耳にするようになりました。外出もできない夏を過ごし、気持ち的にもなんだかすっきりしない今日この頃ですが、コロナ疲れなのか何なのか、自分でも体調がよくわからなくて…。そんな皆さんに、この秋しっかりと心身をケアするお手軽な養生法をご紹介していきたいと思います!

もうすぐ冬。自宅でゆったり、秋の身体の養生法!

乾燥から身を守る

秋の気配を感じてくると、カサカサして嫌な乾燥の季節がやってきます。

この季節は身体を潤す効果のある食物をおおいに摂っていきたいものです。キノコやカボチャ、クリなど秋の食物は数えきれないほどありますが、特におススメは梨やぶどう。不足しがちなビタミン・ミネラル類が豊富に含まれているだけではなく、身体への潤いをもたらしてくれます。梨のとてもおいしい季節ですが、この梨の皮は、喉や肺を潤し生薬として用いられることもあるそうです。秋は身体の内側へ潤いを与えてくれる旬のモノを積極的に摂取して、コンディションを整えていきたいもの。他に、身体の内側から潤すものとしては、白モノ野菜が上げられます。食性として身体を潤す作用があり、白菜、大根、レンコン、豆腐、百合根、白木耳、白ゴマなどたくさんの食材が目白押しです。寒さが少し増す頃にこれらを併せて鍋物にすれば、豊潤な秋の白野菜鍋の出来上がりです。鍋料理そのものが美味しく落ち着くメニューの一つですが、この時期の乾燥対策としても抜群の効果があるのではないでしょうか。

気持ちの波を整え、身体を整え、冬に備える

秋は、夏という眩しくアクティブになれる季節の後に来るため、なんとなく淋しくなったりと気分にも波が出やすい季節です。精神的に気分が落ち込むと身体の状態も悪くなってしまうので、意識してリラックスできるように自分自身をうまくコントロールすることが必要です。さらに呼吸機能を高めることも大切です。これもこの季節の変わり目を上手に過ごすポイントとなります。思いっきり深呼吸をして秋の澄んだ空気を感じてみてください。呼吸には、空気中の水分を取り込み、肺から身体中の細胞へ伝える役割があります。空気中の湿度が下がるこれからの季節は、体内の乾燥が進みやすくなるので、そこで重要なのが呼吸なのです。深呼吸は、呼吸筋であるインナーマッスルを鍛え、潤いを保って若々しい身体を保つ効果もあるそうです。身体を過度に鍛えるのではなく、ゆったりと身体のリズムを整える程度の運動が、秋には向いていると言われています。

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アロマの香りとハーブでゆったりリラックス

心身のコンディションづくりに欠かせない、もう一つ大切なことは就寝前にあります。就寝前に鎮静作用があると言われるアロマを使い香りを楽しみましょう。心身の緊張をほぐして副交感神経を優位にすること、これもとても大切なことです。ラベンダー、白壇(びゃくだん)、バニラ、沈香(じんこう)、セドロールなどには鎮静効果があり、心身をリラックスさせ、眠りに導くのに効果的だと昔から伝えられています。穏やかな眠りに向かうためにはご自身で好みの香りを選ぶことも大事なポイントとなってきます。

また飲料では、夏の後は消化力が低下しているので、消化力を引き上げてくれるハーブやスパイスの入ったものを積極的に摂取すると効果的です。オススメのものを少しご紹介しましょう。

 

《ハーブ》

カモミール、ハイビスカス、リコリス、たんぽぽ入りコーヒー

 

《スパイス》

コリアンダー、シナモン、カルダモン、フェンネル、ショウガ、ターメリック、長胡椒

新鮮なミルクを使ったスパイスチャイなどは今の季節にピッタリ。特に美味しいのでオススメです。

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まとめ

朝晩には涼しさが増し、虫の鳴き声、澄み切った空を眺めると一段と秋らしさを感じます。美しい紅葉の季節へと変わるこの頃、すぐに出来る簡単な養生法をご紹介させていただきました。夏疲れと冬へと向かう季節の移ろいの日常がちょっぴり寂しく感じる時は、気分転換とリラックスを兼ねて自然散策なども是非お勧めしたいものです。遠出でなくとも近所でも、これまで知らなかった異空間を感じることが出来るかも知れません。自分自身を労わるため、毎日小さな心がけをして実践する…。そんなちょっとしたことが、素晴らしい心身の養生に繋がるのではないでしょうか。