シンボルツリーとは、家や家族を象徴する存在となる木のことをさします。
出産時や新築時など、家族にとって何か記念となる催事があったときに植える方が多いようです。その後20年、30年と家族とともに成長していくシンボルツリーは、家族の絆や住まいの象徴として大切な存在になるものです。植える場所も玄関先であったり、庭の中心であったりと、その場所は様々。一つ言えることは玄関にしろ、庭であるにせよ、その家を表現するアクセントとして、強く印象付けられるものということでしょう。
美しい街並みに必ずあるものって、何だと思いますか?
そうです、整備された住宅街には美しく立ち並ぶ街路樹がつきものです。さらに加えると、戸建ての玄関脇に植栽された様々な美しいシンボルツリー。これこそ各々の家だけでなく、周辺の街並みをさらに美しく演出するのです。さて、どんなシンボルツリーを選びますか?
シンボルツリーとは、家や家族を象徴する存在となる木のことをさします。
出産時や新築時など、家族にとって何か記念となる催事があったときに植える方が多いようです。その後20年、30年と家族とともに成長していくシンボルツリーは、家族の絆や住まいの象徴として大切な存在になるものです。植える場所も玄関先であったり、庭の中心であったりと、その場所は様々。一つ言えることは玄関にしろ、庭であるにせよ、その家を表現するアクセントとして、強く印象付けられるものということでしょう。
好きなツリーを選ぶことは勿論ですが、シンボルツリー選びは常緑樹と落葉樹の選択から始まります。常緑樹は整った樹形を持った庭木が多く、存在感が強めなシンボルツリーに向いていると言えます。目隠しを目的とした植栽としての機能も伴うのであれば、迷わず常緑樹となるでしょう。庭木を「飾る」、緑を「添える」といったオーナメント的な存在として扱いやすく、文字通り明確なシンボルとしてオススメです。ただ常緑樹は比較的寒さに弱いと言われ、植える場所の性質をしっかりと把握することが大切になりそうです。
一方、冬季には葉を落として休眠する落葉樹ですが、この際に見られる自然な枝模様を楽しむかどうかが選択のカギとなります。常緑樹とは明らかに異なる繊細なシルエットを持ち、花を楽しめる樹類も多いので、季節を感じながら、花が咲く木を好まれる方には落葉樹のシンボルツリーがオススメです。しかし常緑樹以上に落葉樹は植える環境面で、その種類を吟味する必要があると言われています。落葉樹には成長の早い木が多く、あっという間に大きく成長し、壁面に干渉する等の心配もあるようです。剪定も木種によりタイミングを見て行う必要があり、害虫の発生しやすい木も少なくありません。成長後のサイズや形をイメージして選ぶことが大切と言えそうです。
●ジューンベリー(落葉樹) ~花と実を楽しむ~
ジューンベリーは、4~5月に小さな白い花がたくさん咲き、6月になると赤い実をつけます。名前は、6月に実がつき収穫されることからつけられました。実はジャムなどにも利用されています。花や実の収穫の楽しみの他に、紅葉も楽しめます。四季を通じての楽しみに溢れるシンボルツリーとして人気がある木の一つです。
●ハナミズキ(落葉樹) ~どんな家にも溶け込み、スタイル維持が楽~
樹形維持が行いやすいといわれ、壁際や道路に近い場所へのシンボルツリーとして人気があるようです。花や紅葉等の季節感を感じられるシンボルツリーとしてオススメです。花は赤・白・ピンクと色も種類があり、スリムな姿を保ち定期的な剪定によってスタイル維持が楽にできるのが特徴。整った樹形はあらゆる家に適し、環境を選ばないのが人気の大きな理由のようです。
●ソヨゴ(常緑樹) ~花も楽しめ、成長が遅くお手入れもラク~
一年中厚い葉をまとい、小さい白い花が6月ごろに咲き、秋には赤い実をつけるソヨゴ。成長が遅く、自然に樹形が整うため、お手入れがラクなことが人気の理由だとか。強い日差しが苦手で、直射日光があまり当たらない場所が適すると言われるように、悪い環境でも生育してくれます。緑の美しい品種ですが、他の常緑樹に比べて高額なのが唯一難点ですが、その後を考えればオトクとも言えそうです。
●オリーブ(常緑樹)~一年中美しい葉色が楽しめ、花や収穫も~
最大の魅力は美しい葉色。葉表が濃緑で、葉裏はくすんだ白のような色味をしており、コントラストが大変美しいものです。一本でおしゃれな雰囲気が演出できることや、色合いの魅力的な葉が四季を通じて生い茂っていることが人気の理由。花は4月から6月。白や黄白色の直径5mmほどの花を枝から咲かせます。実は10月から11月が収穫時期で、緑色から徐々に黒紫色へと熟していきます。花と実の収穫の両方を楽しめ、基本的に強く育てやすいことが魅力ではないでしょうか。
落葉樹にせよ、常緑樹にせよ家族が帰宅したときに真っ先に目に入るもの、それがシンボルツリーです。落葉樹であれば、四季を通して花を見せ、実をつけ、鮮やかな紅葉を楽しませてくれたりするものです。常緑樹であればいつも変わらない生き生きとした姿を、その枝葉に漲らせ元気をくれることでしょう。どんな種であれ四季の移ろいを様々に表現して、家族を迎えて楽しませてくれる家の顔。変化を見せながら共に成長していく姿には愛着がわくことでしょう。四季を通じて様々な変化を見せながら家族を見送り、そして迎えてくれる存在は、大きな安らぎを与えてくれるものなのです。
お子様の誕生に合わせて自治体からプレゼントされ、庭に植えたハナミズキがしっかりとした幹をつくり、20年後に成人したお子様同様に頼れる姿に成長し、予想以上に大きくなってとても驚いた、という話を聞きました。家の新築と同時に、また出産と同時に、共に人生を歩む存在として植えるシンボルツリー。シンボルツリーは、家やご家族を見守り、一緒に長き年月を歩む存在ではないでしょうか。