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2021/10/17
子育て

蕨(わらび)市の子育て支援~コンパクトシティは子育てに最適

成人式発祥の地であることや市域面積が5.11平方キロメートルと、日本一のミニシティとしても有名な埼玉県蕨市。現在、蕨市は「コンパクトシティわらび」を将来ビジョンとして掲げており、病院、公園、図書館、公民館など、ほとんどの施設へ徒歩で行くことができる街として注目されています。今回、そんな蕨市の子育て支援についてご紹介します。

蕨(わらび)市の子育て支援~コンパクトシティは子育てに最適

小さい街は子育てにも有利

蕨市は、市の端から端まで4キロメートルほどしかありません。その小さな街に認可保育園13園、小学校7校、中学校は4校もあります。街のどこに住んでも小学校までは徒歩15分以内なのでとても便利で安心です。保育園の数は公立・私立・小規模を含めると合計24カ所あり、幼稚園はすべて私立ですが市内に5カ所。市では入園料及び保育料の減免のための補助金支給の制度を設けています。また、子供たちの学力において、県内でも優れた成果を上げている蕨ですが、小学校全学年で「35人程度学級」を実施しています。他にも、全小学校で「わらび学校土曜塾」も行って学習習慣を定着させ、学力向上に努めています。

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助成金や無償化で子育て支援

子育て支援に関する助成が充実しており、認可保育園や認定こども園(0~2歳児は非課税世帯のみ)の幼児教育・保育が無償、幼稚園は月に25,700円まで無償です。医療については、中学校卒業まで医療費が無償化されており、所得制限もありません。

※蕨市の「幼児教育・保育 無償化」について

https://www.city.warabi.saitama.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/003/990/mushou.pdf

ママが交流しやすい環境づくり

子育て中のママに対しては、集いの場として利用できる公民館(7館)や、児童館(5館)、地域子育て支援センター(4施設)があります。こうした施設では乳幼児向けの親子サークル活動、ママ同士の交流を目的とした「ママのティータイム」などを毎月実施しています。さまざまなイベントを行うことで、ママや子供たちが仲良くなりやすい環境を提供しているのです。この他、「ファミリーサポートセンター」では、子育ての援助を受けたい人と援助を行いたい人が会員になり、お互いの理解と協力のもと、地域のなかで育児のボランティア活動を有料で行っています。

 

公園は市内に40以上

施設の他に交流の場となる公園は、市内に40以上もあります。ママたちに人気なのは広大な面積の蕨市民公園や、自転車の乗り方や交通ルールを教えてくれる大荒田交通公園などがあります。

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住宅取得では同居家族を応援

子育て中の子世帯及びその親世帯の同居または近居を促進するため、住宅の取得に係る費用の一部を補助します。

・同居または近居のために住宅を購入する場合は、住宅取得費用の100分の1に相当する額(最大:10万円)。

・同居のために住宅を建て替える場合は、住宅取得費用の100分の3に相当する額(最大:30万円)。

・昭和56年5月31日以前の住宅を建て替える場合は、20万円を加算します。(最大:50万円)。

蕨市はコンパクトシティ

地方自治体の政策として最近着目されているコンパクトシティ構想ですが、一定地域に人口を集中させることで様々なメリットが生まれます。まずは、職場への移動・買い物・公共施設へのアクセスが短くなること。特に移動が負担になる高齢者にとって、病院や福祉施設への移動が楽になるため、外に出る機会も増えるでしょう。また、行政サービスを効率よく提供できるようになることでサービス全体が充実し、住民の満足度向上と定着率向上、流入人口の増加へとつながります。さらに環境問題にも貢献することが可能です。自動車の利用が少なくなるため、排気ガスによる地球温暖化を抑制することにもつながります。


まとめ

子供が元気に遊んでいる姿を見ると、いい街だなと思うことがあります。子供が多いということは、行政の支援から学校、医療、環境など、トータル的に住みやすい街であることが推察されます。住みやすさは人それぞれですが、子供や高齢者が住みやすい蕨市のような街は誰でも住みやすい街といえるでしょう。

近隣には、わらび住宅公園があります。蕨市で家づくりをお考えになる際には、是非ご活用ください。週末にはさまざまなイベントも開催しています。