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2021/10/31
住まい

生活空間が変わるLDKの多様なスタイル

家が住む人の思いを実現し、生活を楽しむ劇場とするなら、各部屋や寝室は家族それぞれの控え室や楽屋であり、そして、LDK(リビングダイニングキッチン)こそは、家族が交流して日々の生活を表現する舞台という設定になるのかもしれません。そんな住む人の生活スタイルによって、空間が醸し出す雰囲気が変化するLDKですが、機能性や配置の違いなどによる様々なタイプをご紹介します。

生活空間が変わるLDKの多様なスタイル

配置場所は周辺環境に合わせて

LDKは、家の周辺環境を考慮して配置することでより快適な空間となることをご存知でしょうか?一般的に、戸建でLDKの配置を決める場合、周辺の建物との間に十分な余裕があり、日差しも確保できているのなら1階に配置し、逆に住宅密集地や傾斜地などでは、外からの視線を遮り日差しや眺望を確保するために2階に配置するケースが少なくありません。

ライフスタイルに合わせた配置

特に庭を広く確保した住宅の場合は、LDKを1階に配置することでキッチンと庭とのスムーズな動線を確保でき、バーベキューやグランピングなどの後片付けの作業が楽になり、ガーデンライフなどを楽しむことに適しています。また高齢者と同居する場合は、移動の負担を軽減することから1階にLDKを配置することが一般的です。

組み合わせの違いによるLDKのタイプ

一体型

リビングとダイニング、そしてキッチンの組み合わせの違いによって、間取やレイアウトを変えることで、基本的に3つのタイプが考えられます。一般的に多いのがLDK一体型です。無駄なく収まり広々とした空間を感じることができます。家族との語らいもし易く、小さな子どもや高齢者を見守るには便利なタイプです。

 

リビング独立型

次にリビングを壁で隔てた「リビング独立型」です。こちらは食事をする場所と寛ぐ空間を別にしたスタイルで、リビングの音がダイニングに漏れ難く、例えば来客の多い家や、ダイニングでテレワークなどの仕事や作業をすることが多い人にはオススメです。

 

キッチン独立型

料理の支度や片付けなどを見られたくない場合や、キッチンの匂いがLDに漏れるのに抵抗のある人にはオススメのタイプです。急な来客のときにも、キッチンから漂う生活感を消すことができ、おもてなし空間を確保することもできます。

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多様性のある空間に進化するLDK

昨今のコロナ禍の影響で、自宅で過ごす時間が増えたり、テレワークをする人が増えた結果、コロナ禍前では考えられなかった新しい発想による住宅へのニーズも生まれようとしています。LDKの場合も、畳コーナーや土間、ウッドデッキスペースを隣接スペースに設けたり、また一部を書斎スペースにしたりするなど、機能的で多様性のあるLDKが提案されています。

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まとめ

家族が語らう場として重要な役割を持つLDKは、より機能性を高めるために周辺環境や住む人のライフスタイルに合わせた工夫が求められています。豊かに快適に生活するためにも、家づくりの計画段階から、将来を見据えて多角的に検討することが大切です。住宅展示場では、各ハウスメーカーのモデルハウスを自由に見学することができるので、LDKをご検討される際には、是非参考にすることをオススメします。