TOPICS
トピックス
NEW
2021/11/21
住まい

カーペットとフローリング~ライフスタイルに合わせた床材選び

長く住み続ける生活空間を考えるとき、部屋の床材はフローリングにするかカーペットにするか悩みませんか。フローリング流行りの昨今ですが、カーペットの心地良い感触も諦めきれない…。フローリングもカーペットもそれぞれの良さがありますが、今回は床材選びの考え方についてお話ししたいと思います。

カーペットとフローリング~ライフスタイルに合わせた床材選び

床材はどう変わった?

部屋のデザインを考える時、床材選びには迷うものです。近年では圧倒的にフローリングの人気が高く、新築物件でもカーペットの物件を見かけることはあまりありません。今から40年~50年程前は、家の中ではカーペットが主流で応接間や子ども部屋などはカーペット敷きが一般的でした。その後生活様式の変化に伴い、床面は畳からカーペット、そしてフローリングへと変わっていきました。

畳の生活からフローリングの生活へ

旧来、日本家屋では畳の上で生活をしていました。正座をし胡坐をかき、食事もすれば勉強もし、眠くなればゆっくりと腰を下ろして畳の上に横たわります。そんな畳の上の生活が、私たちを優しく包み込んでくれる普通の日常でした。ただ畳の場合は、変色や耐久性もあまり強くないため、定期的に交換や張り替えが必要でした。その後、“床の上の暮らし”を実現してくれる畳に近い素材として、カーペットが普及しました。高齢化社会が進む中でバリアフリー対策としての床材が果たす役割も大きくなり、カーペットは安全性のあるクッション効果や滑りにくい素材もあり、特に小さな子どもやお年寄りがいる家庭にはふさわしい床材と言えます。一方、フローリングは、テーブルと椅子の生活様式が浸透する中でカーペットに替わって普及し、見た目のデザイン性だけでなく、ゴミや埃が目に付きやすいため掃除がしやすいという特徴があります。また掃除機の使用だけではなく雑巾がけもできることから、いつも清潔な状態を保ちやすいと言われています。ただカーペットに比べると滑りやすい素材もあるため、転倒しやすい材質でもあります。

カーペットとフローリングの特徴

カーペットとフローリング、それぞれのメリット・デメリットを含めて特徴を見てみましょう。

 

【カーペット】

・ゴミや埃が目立ちにくい。

・遮音性が高い。

・転倒した時にも危険が少ない。

・掃除がしづらい。
・ジュースやコーヒーなど液体をこぼすとシミになって残る。

・家具を置いた跡が残ってしまう。

など

【フローリング】

・木目のデザイン性や部屋全体におしゃれ感がある。

・衛生的で清潔感がある。

・掃除がしやすい。

・ゴミや埃が目立つ。
・季節の湿度により軋み音がする。

・床面が固く転倒時に危険がある。

など

 

「フローリングは掃除がしやすく、カーペットは不衛生」というのが、一般的な意見のようですが、最近のカーペットには、防汚性能や撥水性能、防ダニ性能などの機能性の高い製品も多くあります。またフローリングの場合は、掃除がしやすい反面、塵や埃などのハウスダストが空中に舞い散りやすい環境になりがちとなります。

⑦-2AdobeStock_186132194.jpeg

部屋の用途と機能を考えて選択

カーペットとフローリングは、それぞれにメリットとデメリットがあるので、それぞれの特徴を活かしつつ、2つの素材を併用する方法も選び方のポイントです。いまはフローリングが一般的ですが、リビングや廊下はメンテナンス性を重視してフローリングに、一方、寝室には暖かみがあり落ち着く雰囲気のあるカーペットにと、部屋ごとに変化を持たせることも一つの方法です。手入れや衛生面において人気が高いフローリングですが、これまでは主にオフィス需要とされていたタイルカーペット(50cm角程度)が、1枚単位で購入できることから家庭でも使われるようになりました。タイルカーペットの場合、必要なスペースに合わせて必要な枚数を敷設したり、カッティングしてデザイン性を高められ、また水でも洗えることから需要が高まっているといいます。家の雰囲気に合わせてラグやマットを加え、機能性とデザイン性を高めることで楽しみも広がります。

⑦-3AdobeStock_469457313.jpeg

まとめ

カーペットとフローリングにはそれぞれの特徴があります。床材選びは、見た目のデザイン性や暖かさ、掃除のしやすさ、衛生面、安全性など、生活スタイルに合わせて選びことが大切です。特に小さな子どもや高齢者の家族がいる場合には、機能面だけでなく行動パターンにも配慮することも必要です。日々の暮らしや生活習慣にあった床材選びで、快適な生活空間を演出してください。