埼玉県のほぼ中央に位置する鶴ヶ島市は、人口がおよそ7万人。市内にある3つの駅のうち、2つは地下鉄と私鉄が乗り入れるという立地の良さがメリットです。東武東上線の若葉駅前には、大型ショッピングモールやフードコート、映画館などが充実。市内には高速道路と有料道路のインターチェンジがあり、気軽に県外へ出掛けられる点も大きな魅力です。市内では、旧石器時代以降の各種の遺跡が発掘されています。かつて埼玉県と東京都、神奈川県の一部は武蔵国(むさしのくに)と呼ばれ、鶴ヶ島は入間(いるま)郡に属しました。鎌倉時代には幕府へ向かう鎌倉街道が開通し、江戸時代には川越城主の松平伊豆守(まつだいらいずのかみ)によって、日光と八王子を結ぶ日光街道杉並木が整備されました。
鶴ヶ島の名前は、脚折(すねおり)の湿地の小高い島に鶴が繁殖する様子が由来で、縁起の良さから名付けられたとされています。昭和41年に「鶴ヶ島町」となり、平成3年に「鶴ヶ島市」が誕生しました。鶴ヶ島市には、白鬚(しらひげ)神社内の「脚折のケヤキ」(県の天然記念物)をはじめとする観光スポットが多数あり、各種のフルーツ狩りも楽しめます。