蔵造りの建物が軒を連ね、古き良き時代の面影を残す川越市の街並み。川越市にお出かけする際は、おいしいランチのお店を早めにチェックしておきましょう。ここでは、川越市の概要とおすすめのランチを目的別に15店ご紹介します。
埼玉県のやや南部に位置し、35万を超える人々が暮らす川越市。都心までの距離は約30kmで、市内にはJRと2本の私鉄が通ります。川越市は古くから交通の要衝として栄え、室町時代には太田道真（どうしん）・道灌（どうかん）父子が河越城を築城。後に城下町が誕生し、江戸時代には河川を利用した舟による物資の集積地として重要な役割を担いました。
「小江戸」とは、舟運や蔵造りの街並み、山車（だし）の祭りが江戸に関連することに由来し、栃木県栃木市や千葉県香取市とともに称されます。現存する蔵造りは、火事から守る建築として主に明治時代に建てられたものです。歴史が残る街並みは、国内だけでなく海外からの観光客も絶えないスポットとして人気を博しています。さらに、川越市は市民の幸福度や満足度、愛着度などが全国で1位というデータも出ています。都内からのアクセスがよく、暮らしやすい川越市は今後もさまざまな分野における発展が期待されています。
それでは、川越市でおすすめのランチのお店を順にご紹介します。はじめは、安くておいしいランチをいただけるお店です。
漁港直送の新鮮な魚介類を提供する居酒屋で、850円でいただけるランチが大人気。ランチメニューは限定10食の「お刺身定食」や、日替わりの「魚定食」と「肉定食」、リピート率9割のアジフライがつく定食、「石焼きタコライス」や「海鮮丼＋手打ちそば」などがあります。駅のすぐ近くという好立地に加えて、半個室も利用できるコスパ抜群のお店です。
住所：川越市脇田本町6-8 栄光ビル4F
アクセス：川越駅より徒歩1分
公式サイト：https://www.instagram.com/zakoyakawagoe/?hl=ja
参考サイト：https://r.gnavi.co.jp/4e9kahpv0000/
ラーメンの激戦区である川越市でリピーターが後を絶たない、ラーメンとつけ麺のお店です。名古屋コーチンや日向鶏（ひゅうがどり）などのブレンドに加え、魚介の出汁（だし）と野菜の旨みが効いたこだわりのスープと自家製麺の組み合わせが大人気。メニューのほとんどが1000円以内で、一部は「濃厚」と「淡麗」の味付けから選べます。
住所：川越市脇田本町1-7 川越西口ビル
アクセス：川越駅より徒歩2分
公式サイト：https://tabelog.com/saitama/A1103/A110303/11025282/
イタリア語で「幸せ」を意味する「felicita（フェリチタ）」。お客様に心から幸せになってもらうために、「楽しく・おいしく・リーズナブル」をコンセプトに掲げています。ランチメニューは1000円以内で手軽にいただける各種のパスタセットや、限定10食のコースなどを提供。木のぬくもりが印象的な店内は、個室用のスペースを確保できます。
住所：川越市新宿町1-9−6 新宿栄ビル2F
アクセス：川越駅より徒歩5分
続いて、川越市の名物を味わえるランチのお店をご紹介します。
陶器店が経営するお店で、美しい器を観賞しながら川越の名産である「さつまいも」をいただけます。メニューは、さつまいもの風味や食感をさまざまに味わえる「さつまいもミニ懐石」を中心に、さつまいもケーキやクリームあんみつ、抹茶などがあります。陶器を販売している蔵は明治26年に建てられたもので、テレビドラマのロケにも使用されました。
住所：川越市幸町7-1
アクセス：本川越駅より徒歩15分、川越駅より徒歩25分、バスあり
公式サイト：https://www.touho-yamawa.co.jp/truck/
天保3年創業のうなぎの老舗として知られる、川越市の名店です。代々伝わる秘伝のタレと備長炭を使用し、独自の製法で仕上げる最高級のうなぎ料理は絶品。メニューは各種のうな重やひつまぶし、白焼のほか、おさしみや天ぷら、一品料理などがあります。広々として落ち着きがある和風の店内は、テーブル席と大宴会場、個室が用意されています。
住所：川越市松江町1-18-10
アクセス：本川越駅から692m
公式サイト：https://tabelog.com/saitama/A1103/A110303/11000139/
川越市のB級グルメは、古くから屋台で販売されていたもちもちの極太麺。ランチメニューは、自慢のソースと特製太麺の「太麺焼きそば御膳」や、すり合わせたごまとみその風味が豊かな「すったて御膳」、地元の野菜と米などを使用した「小江丼（こえどん）」などが人気です。広々とした窓から川越の街並みを眺めつつ、名物ランチを楽しみましょう。
住所：川越市幸町2-10 白石藤兵商店2F
アクセス：本川越駅より徒歩10分、川越駅より徒歩20分
公式サイト：https://gayd500.gorp.jp/
次は、川越市でデートを楽しむ際におすすめのランチのお店をご紹介します。
1983年に創業した「すぺいん亭」は、ガウディの建築を彷彿（ほうふつ）とさせるスタッフ手作りの内観と、店の前に置かれた大きなパエリア鍋（なべ）が印象的なお店です。
ランチは、パエリアやスペインオムレツを中心とした各種のメニューが充実。本場スペインのパエリアコンクールの国際部門で何度も1位を獲得している、本物の味をぜひご賞味ください。
住所：川越市今成4丁目11-4
アクセス：西川越駅より徒歩10分
公式サイト：https://www.spaintei.com/
明治元年に創業した料亭をリニューアルした、和洋折衷のモダンなしつらえが人気のレストランです。月替わりのランチコースは、フレンチに和のエッセンスをプラスした独自のメニューを提供。3間（げん）の和室をつなげた約100畳の大広間はエレガントな雰囲気で、創業時から管理されている中庭を眺めながら優雅なひとときを楽しめます。
住所：川越市元町1-9-8
アクセス：本川越駅より徒歩16分
公式サイト：https://hatsuneya.jp/
都内から川越市に移転した、懐かしい古民家風のおしゃれなレストランです。ランチメニューは、雑穀ごはんとメインのおかず、みそ汁、サラダなどのごはんセットと、プリンなどのデザートがいただけます。体に優しい手作りの食事が人気を呼び、営業日はほぼ満席。オーナーのセンスがあふれる、洗練されたまるで雑貨屋さんのような店内も一見の価値があります。
住所：川越市喜多町2-1
アクセス：本川越駅から1,281m
小江戸・川越で見逃せない和食のランチ。目的に合ったおいしいお店をチェックしましょう。
注文を受けてから炭火で調理する、鶏肉の丼をメインに提供するお店です。メニューは、やきとり丼や親子丼、そぼろ丼などがあり、プラスで小皿のぬか漬けきゅうりや白菜キムチも付けられます。川越の散策に便利な立地にあり、店内の落ち着いた雰囲気はランチ休憩にぴったり。テイクアウトも受け付けており、売り切れの際は早めの閉店もある人気店です。
住所：川越市脇田本町13-30
アクセス：川越駅より227m
公式サイト：https://twitter.com/chariya_don
明治11年創業の老舗の和食店で、シーンに合わせた3つの空間が用意されています。洗練された雰囲気で食事をするなら鮨（すし）カウンター、お祝いなどの特別な時間を過ごすなら個室の奥座敷、カジュアルにランチを楽しむなら2階の和食堂がおすすめ。2階ではそばのセットや各種の御膳、一品料理など、本格的な和食をリーズナブルにいただけます。
住所：川越市元町1-13-7
アクセス：本川越駅より徒歩15分
公式サイト：https://www.kawagoe-kousushi.com/
上質でまろやかな旨みと甘みを堪能できる、A5和牛を使用した和食のお店です。メニューは、「和牛バラ肉炭火焼肉御膳」や「和牛ひつまぶし御膳」「和牛サーロインステーキ御膳」などがあります。落ち着きのある店内は、100年の歴史を誇る松村屋旅館内を一部改装。川越の散策の途中に立ち寄れば、「小江戸メンチ」のテイクアウトもできます。
住所：川越市元町1-1-11 松村屋旅館
アクセス：本川越駅より徒歩17分
公式サイト：https://a600605.gorp.jp/
最後に、プライベートなランチタイムを過ごせる、個室完備のお店をご紹介します。
市の有形文化財に指定されている古民家で、割烹料理とすしを提供するお店です。ランチメニューは、すしや刺身などの7品を楽しめる小江戸コースのほか、バラちらしや刺身の漬け丼、海鮮丼などがあります。路地裏にひっそりとたたずむ隠れ家風の建物は、大正4年の建築。離れに用意された個室では、庭園を眺めながらゆったりとした時間を過ごせます。
住所：川越市仲町6-4
アクセス：本川越駅より徒歩10分、川越駅より徒歩20分
公式サイト：https://wasousaitoshikinosushifurin.gorp.jp/
国の登録有形文化財に指定されているおしゃれな洋館で、本格的なイタリアンをいただけます。メニューは各種のパスタやピザのランチセットのほか、一品料理やコースが充実。埼玉産のヨーロッパ野菜などの素材を厳選し、ベーシックからオリジナル、郷土料理まで幅広いイタリアンを提供しています。個室が用意されているので、子ども連れでも安心です。
住所：川越市田町5-1
アクセス：川越市駅より徒歩5分
公式サイト：https://www.ristrante-benino.jp/
「地産地消」をコンセプトに掲げた、ビュッフェスタイルのお店です。広々とした景観を眺めながら、約46種類の料理を思う存分楽しめます。市内の農家や市場から仕入れた素材によるこだわりの料理は、県知事のお墨付きでメディアにもたびたび登場。2021年のリニューアルオープンにより、高性能の換気扇を設置した4つの個室が完備されました。
住所：川越市大袋650 埼玉川越総合地方卸売市場内
アクセス：南大塚駅より徒歩25分、タクシーで約5分
今回は、川越市の概要とおすすめのランチを目的別に15店ご紹介しました。川越市には古い建物をおしゃれに再利用したお店が点在し、個室があるお店も少なくありません。市制100年を迎え、さらに勢いを増す川越市におすすめランチを食べにぜひお出かけください。
