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家づくりの基礎知識
家づくりの基礎知識

【土地探し編】
理想の地域に住むために
土地探しのポイント

家づくりを始める際、まず土地探しから始める人は多いのではないでしょうか。住みたいエリアの土地情報をインターネットで調べたり、不動産会社などに依頼して土地探しをしたり、あるいは自分で近所を歩いて探したり…。ここでは、希望する土地の探し方について注意すべきポイントをまとめてみました。

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土地探しをどこに依頼するか

土地探しで多いのは、不動産会社に依頼して探してもらうというもの。また、ハウスメーカーに土地と建物を一緒に依頼する方も増えています。

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不動産会社に依頼する

不動産会社に土地探しを依頼すると、いろいろな情報をファックスやメールなどで送ってもらえます。費用については、情報提供自体は無料のケースが多いようです。不動産会社に依頼するメリットとして、情報が早く物件数も多いということです。住みたい地域が複数あれば、それぞれの地域の不動産会社に依頼してもいいでしょう。ただし、土地売買には成約した際に仲介手数料や諸費用がかかります。

ハウスメーカーに依頼する

ハウスメーカーの中には土地の販売もしているところがあり、土地探しを依頼できることがあります。住宅の建築とともに土地も依頼することで、総予算の中でバランスを考えた土地を探してもらえる、市場に出ていない自社所有の土地を提供できる、自社物件であれば仲介手数料が発生しない、などのメリットがあります。中にはこれから開発する土地を紹介してくれることもあるので、住宅展示場などで相談してみるといいでしょう。

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予算配分と諸費用について

予算配分に注意する

希望に合った土地があったとしても、土地代にいくら割けるかを考える必要があります。特に建築プランができていない段階で土地を探すことが多く、建築費が見えないまま土地を購入すると、資金不足や建物の予算を削るといった事態に陥ってしまいます。人気エリアについ目がくらみ、バランスを欠いた土地購入は避けたいものです。そのためにも、まず総予算から建物の費用(諸費用も含めて)を引いて、残った金額で土地を購入することを考えましょう。

土地を購入する時にかかる費用

土地購入においては、土地代のほかにも諸費用がかかってきます。不動産会社への仲介手数料をはじめ、不動産取得税、登記費用、印紙代、固定資産税、抵当権設定費用、さらに住宅ローンを利用すると、つなぎ融資手数料や保険料がかかります。仮に3000万円の土地を購入する場合、諸費用は約200万円にもなります。

立地だけではない土地選びのポイント

 

建ぺい率を理解して土地を探す

建ぺい率とは、敷地内で建築可能な面積のことです。例えば100坪の土地の建ぺい率が50%だった場合、建築可能な面積は50坪までとなります。土地のぎりぎりまで家を建てると、火災や日当たりなど様々な問題があることや環境に良くないことから、住宅地などでは特に厳しく規制されています。

希望地の日当たりや近所の様子

気に入った土地を探し当てても、実際に住むと意外な面に気づくことがあります。例えば、日当たりや風通しが良くなかったり、車の騒音がうるさかったり、緑地だった場所に店舗やマンションが建ったりと、少し違和感を覚えることがあるかも知れません。そうならないためには、時間や曜日を変えて何度か現地に出かけてみることです。近所の人が普段、どのような暮らしをしているのか観察してみるのも土地探しの参考になると思います。


まとめ

土地を探している時は建築のことを忘れがちになり、いい土地を見るとつい予算オーバーでも何とかなると、見込みが甘くなってしまうことがあります。気に入った土地が見つかった時には、一度、ハウスメーカーの専門家などに相談して客観的な意見をもらうことも大切です。住宅展示場のハウスメーカーではいつでも気軽に相談に応じています。